西日本豪雨被災から1年 コカ・コーラ広島工場、新製造ライン稼動に向け着工
コカ・コーラ ボトラーズジャパンはこのほど、 広島工場(広島県三原市沼田西町惣定)予定地で安全祈願祭を去る6月21日に執り行い、本格的な建設に着工したと発表した。
昨年7月の西日本豪雨(平成30年7月豪雨)で、3つのラインを保有していた同社本郷工場(広島県三原市)が被災してから1年が経過した。浸水被害により工場製造ラインと、併設する自動倉庫が甚大な被害を受けて稼動を停止。その後、迅速な復旧作業により物流機能は早期に回復していたが、製造機能の早急な復旧のため、同市内に移転を決定し、2020年春の竣工に向け準備を進めている。
同社広島工場では、近年需要の高いアセプティックライン2ライン(うち1ラインは炭酸PETボトル兼用)を新設し、中国・四国エリアを中心とした西日本エリアに製品供給していく予定。同社は、「これからもお客さまの嗜好の変化に対応できる製造供給体制の確立に向け計画的に新ラインを導入し、引き続き地域のみなさまへ安全・安心なコカ・コーラ社製品をお届けしてまいります」としている。