恵比寿ガーデンプレイス「サッポロ広場」でレモンを初収穫、第1回「恵比寿レモン祭り」開催

収穫したレモンを手に、ポッカサッポロフード&ビバレッジ岩田義浩社長
〈「もっとレモンを身近に」/ポッカサッポロフード&ビバレッジ〉
ポッカサッポロフード&ビバレッジは1月6日、第1回「恵比寿レモン祭り」を開催した。これは、東京・恵比寿の同社前にある「サッポロ広場」へ3年前植樹した10本のレモンの木に、初めて実がなったことからレモン収穫祭を開いたもの。

同社は、1957年にレモン事業を開始して以来、商品の開発や研究を通じてレモンの価値を様々な形で提案するなど、レモンへの思い入れがとても強い会社である。今回は、その一環として「お客様にレモンをもっと知ってもらい、身近に感じていただきたい」という想いから、2017年に都内ではあまり接する機会のないレモンの木の植樹をしたという。

同企画により、この地で年間通じて移り変わるレモンの成長を「サッポロ広場」を訪れた人たちと楽しみながら、レモンに親しみを持ってもらえるような様々な活動を行う。また、社員教育にも役立てる考えだ。

レモンの木は、ミカン科の一種で、柑橘類の常緑低木であり、日本では一般的に5~9月に薄ピンク色のつぼみから白い花として開花し、その後に実を結び、10月から4月ころまで収穫されるという。

ポッカサッポロフード&ビバレッジの岩田義浩社長によると、同社はレモン事業の一環として、2017年4月、東京本社があり多くの来客がある恵比寿ガーデンプレイス内の“サッポロ広場”をリニューアルするにあたり、「お客様にレモンを知ってもらい、もっと身近に感じていただきたい」という思いから、都内ではあまり接する機会のないレモンの木を植樹したという。植樹した木は、国内レモン生産量第1位の広島県からビラフランカ種を5本譲り受け、また、愛知県北名古屋市の同社研究所からユーレカ種5本を運び入れ、合計10本を育てている。

岩田社長は「恵比寿レモン祭り」で、「移植初年度と二年目は、産地との気候の違いや寒さの影響で木の生育が十分でなく実がなりませんでしたが、広島県果実農業協同組合連合会(JA広島果実連)の指南をいただき、施肥や防虫、防寒を工夫することで、移植3年目の今シーズン、初めてレモンの果実を実らせることができました。本日は、レモンの生育について1年を振り返りながらレモンの収穫を祝うとともに、採れたて旬レモンのおいしさを社員で体感したいと思います」などと語った。

また、平手元広レモン食品事業部長は、「レモンの収穫を増やし、フランスで有名なマントンのレモン祭りのような、レモン農家の方々とともに祝う文化的な活動を、日本でも今後取り組んでいきたいです」などと話した。

なお、レモンの木の生育の様子は、ポッカサッポロの公式フェイスブックで紹介されている。