企業の“健康経営”を無料アプリで支援、新サービス「SUNTORY+」とは/サントリー食品インターナショナル
サントリー食品インターナショナルは4月1日、企業の「健康経営」をサポートする新サービス「SUNTORY+」(サントリープラス)を開発し、7月より順次展開すると発表した。
「SUNTORY+」は、従業員の健康行動習慣化をサポートする無料アプリ。リスクチェック判定結果に基づき、利用者ごとの“超低ハードル”な健康行動タスクが複数提示され、血糖・血圧・コレステロール・体脂肪対策となる約50種のタスク(課題)の中から自身で選んだタスクを実行することで、健康行動を習慣化できるアプリとなっている。同社では、健康意識を高めてもらうことで、「特茶」や「胡麻麦茶」など健康飲料の飲用習慣を促進するねらいもある。
ただ、これまで世に出回っているような、いわゆる健康アプリは、食事・運動等記録型のものが多く、健康意識の高い人でなければ続けるのが難しいとされていた。そこで「SUNTORY+」は、自身で選んだ“超低ハードル”なタスクを実践した後、実行ボタンを押していくだけで続けることができる。さらに、実行したタスク数が可視化され、ランクアップしていくことで、従業員のモチベーションを継続させる効果が期待できるという。また、職場の自販機(※)で健康飲料と引き換えができるクーポンがサプライズでもらえることも魅力のひとつだ。
※クーポンを引換可能な自販機の対象は、サントリーGREEN+対応の自販機に限る
「生活に寄り添うアプリ」と「働く人の身近な接点である自販機」、そして「健康飲料」のサイクルが回ることにより、誰でも簡単に続けられる仕組みを確立したい考えだ。
サントリー食品は、健康に関する長年の研究やトクホ・機能性表示食品の飲料開発に取り組んできた。だが、飲料の商品を展開するだけでは、人々の健康に貢献することは不十分と考え、2018年には「健康で、前向きに、自分らしく生き続けたい」と願う人々に寄り添い、サポートできる企業でありたいという想いのもと、「100年ライフプロジェクト」を発足した。
「100年ライフプロジェクト」は、中長期的な社会や顧客の課題解決に向け、「外部専門機関との共同研究」、「生活習慣病対策飲料の開発・ポートフォリオの強化」や「健康生活提案サービス」などに取り組むもの。「SUNTORY+」は、「健康生活提案サービス」の一つとして、企業の「健康経営」をサポートする。サントリー食品にとって、顧客の課題解決に向けて、モノ(商品)だけでなく、コト(サービス)も含めた総合提案に事業活動を転換するチャレンジとなる。