熱中症対策をおいしく楽しく紹介、「世界のKitchenから ソルティライチ」希釈ドリンクでアレンジレシピ/キリンビバレッジ
「キリン 世界のKitchenから」ブランドは、世界の台所から知恵と工夫を伝承し、家族を気遣うおいしさの可能性を広げることをテーマとするブランド。2020年から「ソルティライチ」に絞って展開している。そのテーマを最も体現している商品に集中することでブランド力を高めるねらいだ。
「ソルティライチ」は、タイの台所で出会った“ローイゲーオ”を参考にした飲み物。旬の果物を塩につけて下ごしらえし、氷と自家製シロップで作る冷たいデザート。キリンビバレッジは、塩×果物の組み合わせから、暑さをおいしく潤す知恵を学んだという。そして、伝統の平釜製法で作られた沖縄海塩ひとつまみが、旬の手摘みライチのおいしさを引き出している。
「世界のKitchenから ソルティライチ」のラインアップは、500mlペットボトルのほか、6月に新発売した500mlペットボトルの6本パック、大容量の1.5Lペットボトル、凍らせても楽しめる300gパウチ、5倍希釈の「ソルティライチベース」500mlペットボトルだ。
その中でも2021年に提案を強めているのは、希釈タイプの「ソルティライチベース」で、水での希釈以外にもアレンジが楽しめることを、自社サイトなどで発信している。このほどオンラインで行われたキリンの熱中症対策セミナーでは、夏らしいスイカを使ったアレンジメニューとして、「ソルティライチとスイカのスムージー」が紹介された。
キリンビバレッジのマーケティング部部長代理の橘美佳さんは、「“世界のKitchenから”ブランドだからこそ伝えられる熱中症対策として、大切な家族を想って生まれたのが“ソルティライチ”です。“おいしく熱中症対策”をメッセージとして活動したいです」と話した。
キリンビバレッジ 橘部長代理
〈「熱中症対策アドバイザー」が勧める熱中症対策とは〉
なお、キリンビバレッジは、営業社員を中心に「熱中症対策アドバイザー」の資格を2020年だけで112名が取得し、2021年は125名が取得する予定という。これは、“熱中症予防声かけプロジェクト”主催の資格。熱中症という社会問題の解決と、自社商品の販売を通して、CSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)の実現を目指している。
キリンビバレッジの営業部で「熱中症対策アドバイザー」の資格を取得している小川絵里子さんは、オンライン説明会で熱中症における救急搬送者数と死亡者数について解説。ここ数年は5万人を超え、猛暑となった2018年は前年比1.8倍になり、2020年の死亡者数、搬送者数は前年とほぼ同じレベルだったとした。
キリンビバレッジ 小川さん
小川さんは「熱中症が起こりやすいシーンは、野外に長時間いる時です。ただ、高齢者では住宅での発生が半数を超えているので注意が必要です。さらに、夏でもマスクを着用して外出することが一般的になり、マスクをしていない時に比べて体に負担がかかるため注意が必要となるでしょう」と話す。
そして、熱中症対策のポイントとして、特に室内では風通しを利用する、窓から差し込む日光をさえぎる、空調設備を利用することを挙げた。そして、飲み物を持ち歩くことも勧め、「喉が渇く前に飲む」「こまめに水分補給」「塩分も一緒に補給」が重要だとした。
小川さんは、そのうち塩分の必要性について次のように語った。「汗で失われるのは水分と塩分です。水分のみを飲むと水分だけが増えて、体の水は薄くなります。そうなると、のどの渇きが止まり、余分な水分が尿で出てしまい、体液の量が回復しません。熱中症対策のための水分補給に必要な“食塩相当量”は100ml中0.1〜0.2gとなっています」。
2021年の夏季の気温は、平年並みか高い予想となっている。長い外出自粛の影響で運動不足の人が多く、夏のマスク着用も一般的だ。キリンビバレッジは、熱中症のリスクが高まる中、アレンジメニューも合わせ、おいしく楽しめる飲料を提案することで、熱中症のリスクを少しでも減らす取り組みを行っている。
〈「ソルティライチとスイカのスムージー」の作り方〉
▽材料
「ソルティライチベース」(50cc)、スイカ(皮と種をとった中身のみ)150g、氷50g
▽作り方
〈1〉全ての材料をミキサーにかけ、なめらかになって氷の大きな塊がなくなったらグラスに注ぐ
〈2〉好みで7mmほどの暑さに皮ごと小さく切ったスイカ(分量外)を、グラスに引っ掛けやすいよう切り込みを入れてグラスの縁に飾る。
◆キリンビバレッジ公式サイト内「世界のKitchenから ソルティライチベース」を使ったレシピ
