「ボス」30年目の新商品は「クラフトボス ミルキープレッソ」、“牛乳+植物由来原料”をハイブリッドで使用、ミルクの味わいを最大限に
2017年に発売された「クラフトボス」は、すっきりとした味わいとスタイリッシュなボトルデザインで、シリーズ合計の年間販売数量は2021年に4000万箱を突破するほど拡大している。
ただ、「クラフトボス」をはじめとしたペットボトルコーヒーのラテタイプは、すっきりゴクゴク飲める一方で、どうしてももの足りないという声があった。今回、30年目の新たな進化としてミルクの満足感を存分に味わえるラテを目指した「クラフトボス ミルキープレッソ」を提案する。
新技術により、いわゆる乳原料だけでなく、植物性の素材をハイブリッドで組み合わせることで、今までにないミルクのおいしさを目指した。もともと、小容量サイズのペットボトルコーヒーのラテタイプは、チルドカップやコーヒーショップを利用する人たちの新しい選択肢として伸長していることも開発の背景となっている。
今回採用する新製法は、「ハイブリッドニューミルク製法」と名付けられている。これは、牛乳ベースに植物由来素材を“追い足し”していることが特徴。乳飲料並みのミルク満足感をペットボトルで実現したという。
常温販売のペットボトル飲料は、関連規約により、使用可能な乳原料の量が決められている。今回、乳原料と植物由来の原料をブレンドするという“新発想”で、ペットボトル飲料でミルクの満足感を高めた。
サントリー食品インターナショナルの柳井慎一郎常務執行役員は、3月4日に行われた製品発表会で次のように語った。
「ボスブランドは、この30年間、働く人の不易流行に寄り添ってきたブランドだ。“働く人の相棒”というブランドの哲学は変えずに、社会の変化に合わせて働き方が変わる中、様々な提案を行ってきた」。
「(新製品に採用した)植物由来ミルクはアメリカなど海外で支持されているが、日本を含むアジアでは、牛乳と植物由来ミルクの両方が支持されており、ハイブリッドの設計が日本でミルク入り嗜好飲料が成功する近道だと考えた」。