「コカ・コーラ」100%リサイクルペットボトル採用のラベルレス商品発売、世界に先駆け日本から

「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロシュガー」(100%リサイクルPETボトル350ml)
コカ・コーラシステムは3月30日、「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロシュガー」の100%リサイクルPETボトル350mlを新ラベルレスボトルで発売すると発表した。オンライン限定発売で、4月25日よりAmazon.co.jpで先行販売する。100%リサイクルPETボトルを採用した「コカ・コーラ」のラべルレスは、今回が世界で初めてとなる。

「コカ・コーラ」を象徴する“コンツアーボトル”と呼ばれる胴部がくびれたボトルは、1915年に『暗闇で触っても地面で砕け散っていても、「コカ・コーラ」のボトルだと分かるもの』をコンセプトに開発された。独創的な形状のこのボトルは、登場から100年以上経った現在でも継承されている。

今回発売する新ラベルレスボトルは、その伝統に「サスティナビリティー」の要素を加えて進化させたという。100%リサイクルPET素材を使用することで、1本あたり約60%のCO2排出量を削減するとともに、従来の同サイズのラベルレスPETボトルと比較して2g軽量化した(容器重量21g)。

そして、「コカ・コーラ」のスペンサーロゴをデボス加工(圧をかけて凹ませて文字や絵柄を立体的にする加工)であしらうことで、ブランドの訴求とプラスチック使用量の削減を両立している。

「コカ・コーラ」の容器の変遷

「コカ・コーラ」の容器の変遷

 
日本のコカ・コーラシステムは、2025年までに全てのPETボトル製品にサスティナブル素材(ボトルtoボトルによるリサイクルPET素材と植物由来PET素材の合計)を使用し、2030年までに全てのPETボトルを100%サスティナブル素材へ切り替えることなどを目指して活動している。
 
ここまで、2021年には国内の清涼飲料事業におけるPETボトル容器のサスティナブル素材使用率は40%を達成。2022年2月時点では、国内で販売している90%以上のPETボトル製品にサスティナブル素材を使用している。なお、ラベルレス製品は、現在8ブランド18製品を展開している。
 
【製品概要】
▽製品
「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロシュガー」/各350mlPET×24本(ケース販売のみ)税抜1,872円。
 
▽販売チャネル
オンライン限定(4月25日よりAmazon.co.jp先行発売)。