ローソンでスイーツが最も売れる日はクリスマスイブ、では2位は? 「スノーバスチー」「スノーホボクリム」など8品投入

元日は専門店やデパ地下が休業でコンビニスイーツが伸長する(画像はローソン「ザクザク チョコレートパフェ」「もちもち濃い茶パフェ」「紅白ミニもち食感ロール」)
ローソンは年末年始限定のスイーツ8品目を発売する。同社の販売データによると、年間を通じてスイーツの売上高が最も高い日はクリスマスイブ(12月24日)だが、2番目に高い日は元日(1月1日)。家族や親戚が自宅に集まるタイミングで手土産需要が高いが、専門店や百貨店が休業していることが多く、コンビニでの購入が増えるという。

同社は今年3月の発売以降、累計3200万個を販売して大ヒットした「バスチー(バスク風チーズケーキ)」を始め、今年は「新感覚スイーツ」と題したスイーツ24種を投入し、計5800万個以上を販売するなど、スイーツを徹底強化してきた。年末年始はそれらスイーツの特別バージョンを発売し、市場を盛り上げる。また、12月25日には「バスチー」を初めてリニューアルする。

初リニューアルを実施するローソン「バスチー」

初リニューアルを実施するローソン「バスチー」

限定発売するのは「スノーバスチー」(税込380円、販売期間12月22日、25日~2020年1月13日)、「スノーホボクリム(いちごミックス)ほぼほぼクリームのシュー」(245円、12月26日~1月27日)、「ぷるるんまるごとプリンパフェ」(380円、12月26日~1月3日)、「ザクザクチョコレートパフェ」(価格・期間同)、「もちもち濃い茶パフェ」(価格・期間同)、「紅白ミニもち食感ロール3本入り」(430円、期間同)、「苺のミニホールケーキ」(550円、期間同)、「ふわふわスフレチーズケーキ」(価格・期間同)の8品。
 
ローソンによると、正月は高級アイスなどが伸長するため、通常のスイーツよりもプレミアム感があり、価格帯も上の商品を開発した。バスチーの上に雪をイメージしたパルメザンチーズを使ったクリームをのせた「スノーバスチー」は、クリスマスでの需要を見込み、クリスマス直前の休日の12月22日に1日限定で販売したのち、25日に改めて発売する。「バスチー」初のリニューアルは、北海道産純生クリームと卵黄を増量し、従来よりもしっとりと濃厚にしたほか、配合や焼成方法を見直して、表面のカラメルのべたつきを減らして食べやすくした。価格は従来と同じ税込み215円。

ローソン「スノーバスチー」

ローソン「スノーバスチー」

12月13日に都内で開催された発表会で、ローソンの中澤英和商品統括部アシスタントマネジャーは、「年末年始は日々顧客の心理が変わる。クリスマスは洋食が売れ、ワインが伸びる。仕事納めの時期は残業が続くためドリンク剤や弁当が売れ、酒類はビールが伸びる。年明けは帰省で都心の店は閑散とし、地方の客数が増える。正月は和食が売れ、酒類はビールと清酒が伸びる」とし、それらに合わせて売り場も変化を付けるという。なお、ローソンではドリンク剤の年間最大ピークは12月28日で、元日のアイス全体の売上高は8月平均よりも高いという。

ローソン「スノーホボクリム(いちごミックス)ほぼほぼクリームのシュー」

ローソン「スノーホボクリム(いちごミックス)ほぼほぼクリームのシュー」