さまざまな視点からダイバーシティ考える 食品5社担当者集まりフォーラム
ニチレイフーズ、森永製菓、日清製粉グループ本社、森永乳業、ロッテの食品企業5社は共同で7日、都内ホールで「SPIRALUP!」と題し、ダイバーシティフォーラムを開催し、5社の関係者や他の食品企業関係者ら、約550人が集まった。
5社は今年2月にも、女性活躍推進セミナー「LADY,GO UP!」を共同開催していた。それを受け、今回は個のマネジメントを重視した取り組みを一層高めようという想いから、男性女性にかかわらず、また管理職、経営層もそれぞれの視点から共にダイバーシティ(多様な人材を活かす戦略)を考えようという意図で開催したもの。
第1部として、カルビーの松本晃会長兼CEOが「Change,or Die!―カルビーの働き方改革」と題した基調講演を実施。第2部は「現場から考えるダイバーシティ」と題し、開催5社からそれぞれ代表(一般社員から管理職まで)が登壇し、それぞれの立場、性別、経歴から考えるダイバーシティについてパネルディスカッションを開催した。
開催に至った経緯について、ニチレイフーズの日比野栄司人事部長は「食品企業の人事担当がコミュニケーションをとる中で、採用におけるダイバーシティへの取り組みは、各社共通する課題だった。1社ではなかなか難しい中、ダイバーシティの担当が集まり意見交換する中で、こうした取り組みが実現した」という。
〈食品産業新聞2017年11月16日付より〉