すかいらーく全店でテイクアウト用レジ袋無料を継続、ガスト・ジョナサン・バーミヤン・夢庵など
すかいらーくレストランツでは2019年12月から、テイクアウト用レジ袋を石油由来のものからバイオマスプラスチックに変更して提供している。2020年7月1日のレジ袋有料化以降も、高まるテイクアウト需要に応えるため、利用客が商品をスムーズに持ち帰りできるよう、引き続き無料対応を継続するとしている。
バイオマスプラスチックとは、生物資源(バイオマス)から作られた合成樹脂で、同社が使用している素材は、植物由来(サトウキビの絞りカス)の原料から作られているという。2020年7月1日以降は、バイオマスプラスチックを25%以上配合したテイクアウト・レジ袋で無料対応を継続する。これは、経済産業省が「プラスチック製買物袋有料化制度」において有料化の対象外としている、「バイオマス素材の配合率が25%以上のもの」に当てはまる形となる。
また、同社は「プラスチックごみの不適切な廃棄が世界的に深刻な環境問題となる中、日本全国に店舗を展開するレストランチェーンとしてその削減に取り組むことが社会における重要なステップになる」と考え、2018年12月から使い捨てプラスチック製ストローの使用を順次廃止し、2019年7月末でグループ全店の廃止を完了している。
2020年2月には宅配やテイクアウト用のカトラリーをバイオマスプラスチックへ変更し、現在、弁当の容器包装についても環境に優しい素材への切り替え準備を進めている。
すかいらーくグループは、「事業を通じたSDGs(持続可能な開発目標)への貢献を重要課題と位置づけ、サステナビリティと社会価値増大を実現するため、さまざまな取り組みを行っております。今後も安全・安心な食の提供を通じて地域社会に貢献するとともに、地球環境保全にも積極的に取り組みます」としている。