「モスバーガー」のミートソース、3年ぶりリニューアルでコクと具材感アップ、隠し味に“塩こうじ・酢・にがり”の和テイスト
モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービスは、定番商品の「モスバーガー」(税別343円)に使っているミートソースを3年ぶりにリニューアルし、全国のモスバーガー店舗(一部除く)で販売する。7月16日までに順次切り替え。
定番商品「モスバーガー」は、1972年の創業以来、累計12億8900万個を売り上げており、積み上げると地球の約3周分にもなるという。年間売上でも常に1位の商品だ。これまでも時代の変化や消費者の嗜好に合わせ、リニューアルを重ねてきた。「モスバーガー」のミートソースのリニューアルは、今回で13回目、2017年7月以来3年ぶりとなる。なお、今回のリニューアルによる価格の変更はない。
ミートソースリニューアルのポイントは、「具材感アップ」と「隠し味でコクをプラス」の2点。玉ねぎは食感が残るよう大小2種類のサイズにカットしてそれぞれ別のタイミングで加え、牛・豚の挽き肉も豚肉を少し粗めの挽き具合にすることで具材感をアップさせた。また、“洋”のミートソースに液体塩こうじ、煮詰めた酢、にがりといった“和”のテイストを取り入れることで、塩分は増やさずに味に深みやコクを加え“日本のミートソース”に仕上げた。
なお、今回のリニューアルにおいては、ソースの粘度も高めたという。モスフードサービスは、2019年にバンズの生地をルヴァン種に変更し、しっとり感が長持ちするようにするなど、テイクアウトやデリバリー需要に対応した経時変化に強い商品へと改良を重ねている。
モスフードサービスは、「今回のリニューアルを通して、看板商品モスバーガーの売上構成比を、現状の約11%から13%にし、約2ヶ月間のキャンペーン期間中に700万食を達成したい」としている。