「チーズ牛丼」支持層は若い女性!? 吉野家の調査でネットの常識が覆る

吉野家 裏牛丼「アボチー牛丼」
昨今、SNSやインターネット掲示板などを中心として、「イケてない男子」の代名詞のように扱われがちな「チーズ牛丼」(チー牛)について、吉野家の調査から、この“常識”に反する事実が発覚した。実は、女性が支持する牛丼トッピングの第1位が「チーズ」で、特に10代や20代の支持が熱いのだという。

吉野家が7月3日から10日にかけて実施した社内アンケート「まかない調査」では、10代から60代の従業員3149人が回答。その中の質問の1つ、「まかないで牛丼を食べる際、備え付けの生姜や七味以外で好きなトッピングは何か?」において、女性従業員からの「チーズ」の得票率は34%で、「ねぎ玉子」に並ぶ1位タイの座を獲得。男女全体でも、1位「ねぎ玉子」33%に次ぐ、31%が「チーズ」に票を入れ2位。年代別では「チーズ」は10代男女・20代女性からの支持が高く、若い世代からの支持を強く受けているという結果だった。

元よりチーズの主要購入層は女性であり、近年の「チーズタッカルビ」や「チーズハットグ」、「バスク風チーズケーキ」や「チーズティー」のブームをけん引してきたのも、若い女性だった。そう考えれば、牛丼のトッピングとしての「チーズ」を女性や若年層が支持するのは、当然ともいえる。

吉野家では9月8日から、今回のアンケートを参考に、アボカドとチーズをのせた「アボチー牛丼」など4種の“裏牛丼”を発売している。また、すき家にはネットスラング“チー牛”の語源とされるメニュー「とろ〜り3種のチーズ牛丼」がある。“チー牛”という言葉が広がって以降、なんとなく頼みにくさを感じてきた人も中にはいると思うが、なんの負い目を感じる必要もない。若い女性が支持する「チーズ牛丼」、ぜひ、自信を持って注文しようではないか。

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