くら寿司グローバル旗艦店「道頓堀店」オープン、“浪速の祭り”コンセプト、席は半個室、フォトスポットの提灯ウォールや浮世絵も
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オープン前日の21日には「くら寿司 道頓堀店」オープン発表会と内覧会を開催した。
グローバル旗艦店「くら寿司 道頓堀店」は、「浪速の祭り」をコンセプトに、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が店舗デザインを担当。店舗の入口横には、五雲亭貞秀が昔の大阪の風情を描いた浮世絵「浪速天満祭」が飾られ、店内の柱やテーブルなどは白木で統一されている。
五雲亭貞秀の浮世絵「浪速天満祭」(くら寿司 道頓堀店)
入口から待合室に向かう途中には、フォトスポットとして、85個の提灯で構成された提灯ウォールを配置。佐藤氏によると、桜の季節はピンク色、クリスマスは赤と緑にするなど年中楽しめる演出も可能だという。
85個の提灯で構成された提灯ウォール(くら寿司 道頓堀店)
座席は各テーブルにのれんをかけて半個室化しており、裸電球調のLED照明で屋台の雰囲気を演出している。また、タッチレスの自動案内機や来店客のスマホでの注文システム、AIカメラによるお皿のセルフチェック、セルフレジの導入など従業員とのコンタクトも店舗機器へのタッチが不要で最も進化した「スマートくら寿司」の店舗となっている。
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のれんをかけて半個室化(くら寿司 道頓堀店)
当初、グローバル旗艦店は、オリンピック・パラリンピックの開催で訪日外国人の増加が見込まれる中、回転ずしの良さを日本のみならず海外に広めることを目的に、浅草に一号店を開業した。
くら寿司の田中信取締役副社長は、「インバウンド需要復活の見込みがない中ではあるが、日本を代表する観光スポットの道頓堀に出店することで、大阪の経済を元気づける一端をになう存在になれれば。また、インバウンドが復活した時には、必ず道頓堀が大阪の経済の中心になると見込んでいる」とした。
くら寿司・田中副社長
道頓堀店のオープンを記念して浅草ROX店と道頓堀店では4月22日から29日まで、「東西グローバル旗艦店キャンペーン」を実施する。大阪発祥の郷土料理をモチーフにした「大阪箱寿司」、くら寿司が出店している台湾とアメリカの人気商品を販売する。
くら寿司「浅草ROX店」「道頓堀店」限定のオープン記念商品(大阪発祥の郷土料理をモチーフにした「大阪箱寿司」、アメリカの人気商品「ゴールデンクランチロール」など)
〈「くら寿司 道頓堀店」概要〉
◆住所
大阪府大阪市中央区道頓堀1丁目4-22 クロードビル2階
◆営業時間
大阪府の営業時間短縮要請により営業時間変更。
4月22日12時~20時
4月23日以降11時~20時
※通常の営業時間は11時~23時
◆座席数
204席
◆くら寿司「道頓堀店」店舗詳細(公式サイト)