ドミノ・ピザ“無料ピザ”配布、子ども食堂や児童養護施設に3万3千枚、クリスマスのための特別な「無料ピザで地域支援」
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ドミノ・ピザの「無料ピザで地域支援」は、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、地域社会を支える人の支援を目的に2020年4月からスタートした。医療従事者や保育施設、介護施設などを対象に、これまでに累計45万882枚のピザを無料配布してきた(12月10日時点)。
今回の『クリスマスのための特別な「無料ピザで地域支援」』では、全国の児童養護施設、自立援助ホーム、児童心理治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設、乳児院、里親家庭、ファミリーホーム、アフターケア事業所、子ども食堂、学習支援団体などを対象にエントリーを受け付けた。当初は1,000団体を予定していたが、2,100を超える応募を受け、できるだけ多くの子どもを支援したいとの思いから、1,809施設へ増やしたという。
クリスマスのための特別な「無料ピザで地域支援」イメージ
贈呈式で、厚生労働省子ども家庭局 家庭福祉課長の中野孝浩氏は、「親の病気や虐待などさまざまな事情で、親と離れて暮らさざるを得ない子供たちは、日本に4万5千人いるといわれています。そういった社会的養護を必要とする子どもやその出身者は、以前の社会のように地域の中で誰かが助けてくれるといった、地域コミュニティの支援が期待できない中で暮らしています」と現状を説明。
支援先代表団体の一つで、子ども食堂を運営する一般社団法人ともしびatだんだんの近藤博子代表理事は、「子ども食堂に来る子どもの中には、自分の家は貧しいからピザやクリスマス、お正月なんてとんでもない、分不相応だと言う子供たちもいます。今回抽選でピザをいただけることになり、ピザを包んで子供たちに渡したらどんな顔をするだろうと今から楽しみです。こういった取り組みで、子どもたちのことを例え親が応援できなくても、周りに応援する大人が沢山居ることも伝えることができるんじゃないかと思います」とコメントした。
左からドミノ・ピザ ジャパン ベンCOO、同社の柿内執行役員、ともしびatだんだん近藤理事
支援先団体の挨拶を受け、ドミノ・ピザ ジャパンのベン・オーボーンCOO/執行役員は、「ドミノピザは地域コミュニティの一員として、地域社会に還元することは一つの使命であると考えています。各団体がどのようなことに直面しているのか話を聞くことができ、インスピレーションを受けるとともに、この取り組みに対するモチベーションがより高まりました」と話した。
ドミノ・ピザ ジャパン執行役員の柿内宏之氏は、「外食が戻ってきたことで宅配の需要は減りますが、こういった活動は止めることなく、ますます地域に根付いた支援をしていきたい。コロナ下で中止していた、子どもがピザ作りを体験できるピザアカデミーの再開や無料開催も計画しています。“ピザでつながる”というパーパス(目的)による貢献活動は、従業員の誇りにもつながると考えます」とした。
ドミノ・ピザ ジャパン クリスマスのための特別な「無料ピザで地域支援」贈呈式
なお、ドミノ・ピザは12月8日に島根県初出店となる「ドミノ・ピザ 出雲店」をオープンし、全国47都道府県への出店を達成した。全国約850店舗を超えるネットワークを活用し、今後も幅広い支援活動を推進していく意向だ。
「ドミノ・ピザ 出雲店」オープンで島根初進出&47都道府県出店達成