二つの『食卓』シーンへ販促とともに提案強化/ニチレイフーズ竹永家庭用事業部長

ニチレイフーズは9月1日から家庭用冷凍食品新商品6品とリニューアル品11品を発売する(既報)。ポイントは新製法による「焼おにぎり10個入」(480g)の新提案と「お弁当は、離れていても食卓です。」の情緒的な新スローガンを投入しての弁当商材の強化。弁当商材では特に「働く女性」のニーズを取り入れた「大人満足」の「お弁当Good!」の新商品3品「アボカドチーズフライ」「パクチーハンバーグ」「チーズとしその国産鶏焼つくね」の拡販だ。

同社竹永雅彦常務執行役員家庭用事業部長は、17年秋の展開について「二つの『食卓』シーンへプロモーションとともに提案を強化する」と強調。米飯類は25年以上のロングセラー商品、「焼おにぎり10個入」を刷新。また、「小さな箱に詰まった食卓を持参する『大人弁当』の拡大」を掲げた。

「焼おにぎりは」14年春季発売の「本格焼おにぎり」で市場を大きく拡大、今回は「焼おにぎり10個入」の商品価値を高めることによりさらに市場拡大を図る。1個100gの「本格焼おにぎり」6個は今春リニューアルし、北海道産ゆめぴりかを100%使用、美味しさにこだわった。「本格焼おにぎり」の主要ユーザーは2人世帯が約4割の大人需要。それに対し「焼おにぎり10個入」は子供のいる3人以上のファミリー世帯が7割を占める。「新香ばし製法」「ふんわり仕上げ」の新製法による「焼おにぎりは10個入」は関西工場で生産。これまでの倍の手間をかけて焼き上げ、照り、旨味、つやが向上した。

竹永家庭用事業部長は「子供から大人まで食べ飽きないベーシックな『焼おにぎりは10個入』と喫食経験の高い大人に向けた高品質な『本格焼おにぎり』の商品コンセプトを明確にして展開する」と述べている。

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