テーブルマーク、「麺屋武蔵」コラボのラーメンは具付き麺と玉麺で

「麺屋武蔵監修 魚介豚骨チャーシュー麺」
〈業務用にやわらか食感・レンジ対応のうどん〉
テーブルマークは2018年秋の新商品として、家庭用冷食では人気ラーメン店「麺屋武蔵」とコラボした玉麺と具付き麺を発売する。大きく食べ応えのあるライスバーガーは新たなスナックとして提案。弁当商品も3品そろえた。業務用ではチャネル別の課題に焦点を当てた。地域性や好みに合わせたやわらかい食感の冷凍うどんや業務用で初めてのレンジ対応うどんを発売する。また国産若鶏のもも唐揚げを未加熱品で新提案。冷凍パン、ロールケーキの新アイテムもそろえた。

当季は家庭用冷食で新商品7品、リニューアル品25品、業務用で新商品12品、リニューアル品1品、家庭用の常温で新商品3品、リニューアル品2品――合計で新商品22品、リニューアル品28品をそろえた。強い商品の育成に注力する方針から、リューアル品が多くなった。家庭用は9月1日から、業務用は8月1日からそれぞれ全国発売する。

家庭用冷食では冷凍麺新商品として具付きの「麺屋武蔵監修 魚介豚骨チャーシュー麺」、素材の「同 中華麺3食」を発売する。いずれも多加水のもちもち太麺が特徴で、麺重量は食べ応えのある200g。素材麺は外包装とウェブサイトで、麺屋武蔵の店長オリジナルレシピを公開しプロモーション展開する。

「麺屋武蔵監修 中華麺3食」

「麺屋武蔵監修 中華麺3食」

主力の「さぬきうどん」5食・3食はパッケージリニューアルする。本場さぬきうどんの製法を忠実に再現した包丁切り、大釜茹でによるおいしさをアピールしていく考え。包丁切りによって生まれる、麺のくびれた断面を象徴的に「つゆが絡む くびれ麺」のアイコンで訴求する。

「炙り焼肉ライスバーガー」は1食156gと既存品よりも21g大きくした。大型バンズに肉も40g使用したボリューム感のある商品で、従前の米飯コーナーではなくスナックコーナーでの売場展開を図る。定番スナック「ごっつ旨いお好み焼」「同お好み焼き 豚玉」「同豚モダン」は3品で統一感あるパッケージに改める。「ごっつ旨い」ブランドの訴求により店頭で複数アイテムの展開を図る。

お弁当の新商品は「北海道産カップに入ったクリームシチュー」「ごろっと具材スペイン風オムレツ」「スティックチキン中華風甘辛たれ」の3品。食卓惣菜の「いまどき和膳」シリーズは縦型パッケージに一新する。

業務用では外食向けに麺の新商品「柔らかコシうどん(割子)」「冷凍うどんレンジ対応 国産小麦使用」を発売。固さの好みや調理設備が障壁となってこれまで、同社の冷凍うどんを使用していなかった客を取り込む狙い。

「patissier style」シリーズのフリーカットロールケーキに「PS 彩ロールりんご(シナモン風味)」「PS 和ロールほうじ茶ソイラテ」の2品を追加。冷凍パンはコスパに優れた小型丸パン「カジュアルいちごロール」「同チョコロール」「同抹茶ロール」を新発売(9月予定)する。カラフルな色合いが特徴。

外食向けに「大きな国産若鶏のもも唐揚(にんにく醤油味)」を新提案。国産原料を使用した1個約50gの食べ応えのあるサイズと未加熱品である点が特徴。専門店のような大きく、やわらかジューシーな仕上がりになる。1袋20個入りの個数建てにして、利用現場での使いやすさに配慮した。

〈冷食日報 2018年7月13日付より〉