JFSAが新物流会社「ジェフサ中西部物流」設立へ F-LINEの物流を活用 総会では滝口新会長が挨拶 佐藤前会長は相談役に
日本外食流通サービス協会(JFSA、ジェフサ)は4月20日、第57回総会ならびに方針発表会を江陽グランドホテル(仙台市青葉区)で開いた。その中で、新たな物流会社の設置を発表した。新会社名は「ジェフサ中西部物流」。物流の非効率だった部分の合理化を図る。食品メーカー5社共同出資のF-LINEの物流にプライベートブランドやメーカー品を集約する。佐藤正之相談役は「将来はF-LINEとの取り組みをモデルに何本かの柱になる基幹物流をつくり絞り込み、メーカーと会員間の物流の合理化に寄与したい」と期待を寄せた。詳細は5月に説明会を実施する予定。
〈「バトンタッチするべきと考えていた」=佐藤相談役〉
今年から協会の役員が変更となり、新会長に滝口良晴氏(サトー商会社長)が就任する。13年間会長を務めてきた佐藤正之氏は相談役となる。
佐藤相談役は退任の理由を「時代の変化に適応できる、体力・気力がある人、人格のしっかりした人にバトンタッチするべきと数年前から考えていた」と説明する。新体制について「今まで以上のやる気集団になっていると感じた」と大きな期待を寄せた。
佐藤正之相談役
滝口新会長は「佐藤会長をはじめとして、諸先輩がこれまでのJFSA を作り上げて来た。後を継ぐことの責任の重さを感じている。カリスマや統率力は未熟だが、その分、JFSA には業界を変えようとする若き経営者がいる」と述べる。「変わっていく環境に対応していく」ために「PB や共販などを育てることで、業務用食品業界の新たなスタートにつながると考えている」と力を込めた。
新たに入会した久世については「外食分野の商品開発や販促は相乗効果を期待できる」と語った。
〈冷食日報 2019年4月22日付〉