日本ハム冷凍食品「菱田屋監修 豚肉生姜焼き」など“東京名店めぐり”シリーズ展開、家庭で専門店の味を追求/2022年春夏新商品
今季は、「家庭で専門店の味」「新生活様式への対応」「健康志向・環境配慮」の3つのキーワードに対応した商品を投入。コロナ禍で外食機会が減る中で、家庭で専門店の味が楽しめる商品として名店監修の「東京名店めぐり」を新たに立ち上げるとともに、「シェフの厨房」シリーズでも新商品を投入し、本格畜肉惣菜を強化する。2月10日、オンラインで新商品発表会を開いた。
2022年春夏新商品の内訳は食卓惣菜8品(うち2品は大豆ミート商品)、スナック2品、弁当品1品となる。また、2021年11月・12月の期中発売で既発売のもの4品を含む。
前述のキーワード「家庭で専門店の味」への対応では、本格品質の食卓畜肉惣菜5品を投入。「シェフの厨房」シリーズは、「シェフの味をご家庭で」をコンセプトとする高品位な畜肉惣菜シリーズ。今季は焼肉系商材として2021年12月期中発売の「豚ロース生姜焼」(115g)および3月1日発売の「ねぎ塩豚カルビ」(115g)の2品を投入。ともにトレー入りで皿いらず、レンジ調理の簡便性を備え、ごはんによく合う味付けに仕上げた。
「シェフの厨房」シリーズは既存のグリル系商品「鉄板焼ハンバーグ」「チーズハンバーグ」「チキンステーキ」と合わせて計5品での展開とする。
また、新たに展開する「東京名店めぐり」シリーズは、東京の名店の味を全国どこでも・手軽に楽しめるというコンセプトで、名店の監修を受けた商品。今春(発売日未確定)に3品を投入する。蒸気抜けパックを採用し、電子レンジ調理ができる。また、新たな試みとしてパッケージのQRコードから、実際のお店の食レポ動画を閲覧できる。実売価格は400円前後と、「シェフの厨房」(300円前後)よりも高価格帯とする。
「菱田屋監修 豚肉生姜焼き」(125g)は、日本で一番おいしい生姜焼きと評判の駒場東大前・菱田屋の監修。ごはんが進む生姜が効いた濃いめの味付け。
「ハンバーグウィル監修 ハンバーグ」(160g)は新宿御苑近くの超人気店「Hamburg Will」が監修。同店同様、豚肉100%のハンバーグで、甘みを抑えた、コクのある大人のデミソース使用。
「煉瓦亭監修 ビーフストロガノフ」は銀座の老舗洋食店「煉瓦亭」の監修メニュー。牛肉と玉ねぎを煮込み、ビター感のある深い味わいに仕上げた。
キーワード「新生活様式への対応」では、コロナ禍以降拡大・伸長する軽食スナックカテゴリーで、ファミリー層の朝ごはんや間食向けに小さめサイズの皆で食べられるアイテムを拡充。日本ハム冷凍食品の軽食スナックカテゴリーは、2021年7月発売の「シャウエッセンドッグ」がけん引し、前年比2ケタ増で推移しているという。また、今回の発売で軽食スナックが計5品展開となり、「シャウエッセンドッグ」を中心に売場でエンド販促を展開する。12月1日既発売の「ミニアメリカンドッグ」(6個180g)は1個約30gとミニサイズのアメリカンドッグ。11月1日既発売の「クリスピーチキン」(4個200g)は国産鶏肉使用でサクサク食感に仕上げた。やみつきになるにんにく・しょうゆ味。2品ともに紙トレー使用で袋のままレンジ調理できる。
キーワード「健康志向・環境配慮」への対応では、日本ハムグループが展開する大豆ミート商品「ナチュミート」シリーズから初の冷凍食品として中華惣菜「焼売」(6個180g)「餃子」(12個162g)の2品を3月1日に発売。大豆ミートは畜肉にはない食物繊維を摂取できることから、パッケージで食物繊維量(1パック当たり焼売6.5g・餃子5.5g)を大きく表示して訴求する。中身は独自製法で大豆ミート特有の臭みを低減し、肉のような旨味が感じられるよう仕上げた。
大豆ミート使用“ナチュミートシリーズ”中華惣菜「焼売」(日本ハム冷凍食品)
〈冷食日報2022年2月14日付〉