日本水産「大豆でつくったキーマカレードリア」など62品発売へ、テーマは「Healthy(からだ)」「Happiness(ココロ)」「Sustainability(環境)」/2022年秋冬新商品・リニューアル品
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同社では、商品コンセプトの策定に際して、生活スタイルが多様化する中、さまざまなニーズを的確に捉えるため、クラスター分析により生活者のニーズを抽出・分類し、8つのセグメントを設定、それぞれにペルソナ像を作成したという。
すなわち、
▽おしゃれヘルシー層
▽子育て最優先層
▽今どき効率層
▽スマート時短層
▽家族でエンジョイ層
▽全力主婦/主夫層
▽本格こだわり層
▽定番手作り層
――の8つで、そのうち、今季は、健康志向とともに食や美のトレンドにも敏感な「おしゃれヘルシー層」、簡便・スマートな調理で外食や話題性のあるメニューを好む「スマート時短層」、充実したお家時間をこだわりのメニューで過ごしたい「本格こだわり層」、食の充実感や家族の栄養を満たす商品を求める「全力主婦/主夫層」といった4タイプの層をターゲットにした新商品を投入する。
【コンセプト〈1〉Healthy・魚と野菜の力で健康ライフにお役立ち】
コロナ禍で健康意識が一層高まっており、今秋はダイエット・美容への意識が高く、調理は簡便に済ませたいと考える「おしゃれヘルシー層」に向けて健康に配慮した商品を投入する。
具体的には、タンパク質を手軽に摂取できるワンプレート商品として、大豆ミートを使用した「VEGETABLE MEAT キーマカレードリア」(家庭用冷食=写真)や、パーソナルトレーナー、田上舞子氏監修の「田上舞子監修 雑穀米を使った豆乳チキンドリア」(業務用冷食)を発売する。
また、「減塩」も今秋の重要なテーマとし、必要な分だけ使えるブロック状の惣菜「おばんざいコロコロっと きんぴらごぼう」「おばんざいコロコロっと ひじきの煮つけ」(いずれも家庭用冷食)、スケソウダラの「速筋タンパク」の力を活用した商品「速筋タンパク すけそうだら減塩ソーセージ」「速筋タンパク 減塩チーズかまぼこ」(いずれも日配品)や、「スンドゥブチゲの素 辛口 減塩30%」(レトルト食品)など発売する。
【コンセプト〈2〉Happiness・ニーズに寄り添いココロを満たす】
コロナ禍による生活様式に変化で、家族で食卓を囲む生活も長期化し、食卓の充実・簡便調理を求める傾向が一層高まっている。それを背景に、家事をスマートに済ませるため加工食品を活用し、かつ流行のメニューも取り入れたい「スマート時短層」や、家でもできるだけ充実した食事で満足したい「本格こだわり層」、食事は手作りしつつも栄養に配慮した加工食品も活用したい、子育ても家事も両立させたいと考える「全力主婦/主夫層」に向けた、「おうち時間」を充実させる本格的メニューや、家族の健康を気遣う簡便商品を発売する。
家庭でも外食のような味を楽しめる商品として、人気シェフ監修のワンプレート商品「まんぞくプレート ふっくらごはんとデミグラスハンバーグ」「まんぞくプレート 豚肉生姜焼き」(いずれも家庭用冷食)、アジア風メニューを手軽に味わえる「アジアの台所 参鶏湯」(レトルト食品)、人気ラーメン店監修の「五ノ神製作所監修 鯛塩鍋スープ」(レトルト食品)を発売する。
また、子どもの小腹を満たす軽食として、電子レンジで温めるだけで食べられる「ハピもぐ ツナマヨ焼きおにぎり」(家庭用冷食)を発売する。
【コンセプト〈3〉Sustainability・地球環境への配慮】
漁業管理がされているニュージーランド産のアジを使用した「今日のおかず ふっくらあじフライ」(家庭用冷食)、ひき肉の代わりに「MSCおさかなミンチ」を使った「おさかなミンチと野菜のはいった団子」「おさかなと大豆でつくったミンチ」(いずれも水産品)を発売する。
また、プラスチック問題への取組として、プラスチック使用量の抑制、植物由来素材への置き換え、リサイクルしやすい素材の採用などを進めており、プラスチックトレーを使用しない、環境に配慮した商品として「今日のおかず おばんざいコロコロっと きんぴらごぼう」「今日のおかず おばんざいコロコロっと ひじきの煮付け」(家庭用冷食)を発売する。
〈冷食日報2022年7月19日付〉