極洋「タルタルソース入りえびカツ」「おさしみベジタブル」など23品発表、減塩商品を強化/2022年秋新商品
コロナ禍による長引く自粛生活やリモートワークの普及の中で、健康意識が高まり、食生活の意識が変化していることに対応し、今回は「ずっと続ける豊かな食卓 未来へつなげる魚のおいしさ」をテーマにした商品を投入する。
前川貴浩商品開発本部長兼商品開発部長によれば、今回の新商品では、市場背景を踏まえ健康維持・促進に役立つ商品をラインアップしたという。
以前から好評を博してきた減塩缶詰商品、減塩たれで食べるカツオタタキ商品など、各種減塩商品群を強化する。
また、高たんぱく・低脂肪で注目を集めるカニ風味かまぼこ市場に向け、主力のオーシャンキングシリーズから「オーシャンキングの匠 SP」(業務用冷凍食品)を発売する。
そして、健康イメージの強い野菜をベースにした「おさしみベジタブル」3品(業務用冷凍食品)は、食の多様性をおいしく体感できる商品に仕上げた。
新たなユーザーの開拓という点では、若年層・女性に魚をもっと食べてもらいたいという思いから、女性社員を中心に開発した「みかん香る塩麹タレ和えねぎとろ」(業務用超低温流通保管品)を発売する。
〈市販用冷食はシーマルシェブランド商品4品発売〉
リニューアル品含む新商品のうち、市販用冷凍食品はシーマルシェブランドのお弁当向け商品4品を9月1日に発売する。
リニューアル品「タルタルソース入り えびカツ5個」(5個110g)は、商品名を「タルタルソースもおいしい えびカツ」から改め、規格を6個から5個に変更し、買い求め安い価格になるようにした。中身もタルタルソースを増量している。調理方法は自然解凍・電子レンジ、製造工場は極洋食品塩釜工場。
リニューアル品「チキン南蛮カツ(タルタルソース入り)」(5個120g)も、商品名を変更するとともに、規格を6個から5個に変更した。
新商品「チーズタッカルビ風チキンカツ5個」(5個90g)は、国内鶏肉を使ったチキンカツに、コチュジャン甘辛ソース、チーズソースをかけた。
新商品「てりマヨチキンカツ5個」(5個90g)は、国産鶏肉を使ったチキンカツに、甘辛てりやきソース、マヨソースを掛けた。
以上3品の調理方法は電子レンジ、製造工場は国内協力工場。
また、市販用フローズンチルド食品は3品を9月1日、発売する。「骨取りさばの煮付け」「骨取りさばの味噌煮」「骨取りさばのみぞれ煮」(各150g)は、ていねいに骨取りしたノルウェー産のサバを使用した煮魚。ボイルや電子レンジで温めるだけで食べられる。製造工場はKYOKUYO GLOBAL SEAFOODS(タイ)。
〈業務用冷凍食品、野菜の新しい食べ方提案「おさしみベジタブル」 〉
業務用冷凍食品は6品を10月1日に発売(オーシャンキングのみ9月1日発売)する。
「だんどり上手」からは、シリーズ初の「揚げ煮」商品として「和風だしが旨い!たらのあんかけ(骨なし)」(300g)および、「ぶりの照り揚げ(骨なし)」(290g)の2品を発売。揚げたあとに味付けすることで、ふっくらと仕上げた。ともに調理済みで、ボイルのほか自然解凍も可能。製造工場はKYOKUYO GLOBAL SEAFOODS(タイ)。
新機軸の「おさしみベジタブル」はおさしみ感覚で食べられる、野菜の新しい食べ方提案をする商品。刺身・寿司のほか、冷製パスタやサラダでの使用も提案する。今回はトマト・にんじん・コーンの3品を発売する。調理方法は自然解凍、製造工場は極洋食品塩釜工場。
極洋「おさしみベジタブル」トマト・にんじん・コーン
「オーシャンキングの匠SP」(1kg)は、魚肉すり身を使用し、ズワイガニ棒肉をイメージしたカニ風味かまぼこ。カニのような繊維感、ほぐれやすさを追求した。調理方法は自然解凍、製造工場はキョクヨーフーズ。
〈冷食日報2022年7月27日付〉