テーブルマーク「たんぱく質入りうどん」「糖質30%off うどん」業務用で発売へ、花をかたどった「黄花焼売」など“食の楽しみ”提案/2022年秋季新商品
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当季業務用では新商品12品、リニューアル品1品を7月~9月にかけて全国発売する。当季の業務用冷凍食品では「日々の食事に“食の楽しみ”と“健康”を」をキーコンセプトとして、
〈1〉健康意識の高まりに「摂取」と「制限」を
〈2〉素材のイメージを活かしたメニュー提案
〈3〉食べる楽しさや非日常感の演出
――の3テーマで提案する。
冷凍うどんはおいしさはそのままに、いつもの麺を置き換えるだけで健康ニーズに応えるメニューになる新商品を提案する。“強化”と“低減”の2軸で品ぞろえした。
「たんぱく質入りうどん」は1玉(200g)あたり、たんぱく質17.4gと通常のうどんの約2.5倍を含有。大豆たんぱくを使用した。卵や油揚げと組み合わせて1/3日(1食)の目標摂取量になる。「糖質30%off うどん」は難消化性でんぷんを使用することで糖質を30%カット。1玉(180g)あたり19.3gの食物繊維も含む。いずれも国産小麦粉を使用。介護施設・病院、産給のほか外食、惣菜に。8月発売。
冷凍パンでも健康訴求する。新商品の「高たんぱく質ミニ食パン(ブラン入り)」(18枚切り[両端2枚含む])は1枚(約24g)あたり4.27gのたんぱく質と、ブラン入りにして食物繊維も1枚あたり1.68g含むミニ食パン。スライス済で人手不足にも対応。介護施設・病院、産業給食のほか外食向け。8月発売。
リニューアル品の食パン「9種の穀物パン」は外食向けだが、小麦・大豆・ライ麦・オートミール・コーングリッツ・ひまわりの種・ごま・アマニ・大麦――を使用した。9月発売。
冷凍パンでは「ちぎりパン(個包装)」も新発売する。ひと口サイズに4個ちぎって食べられる商品。通常のバターロール2個分のカロリーを摂取できる。一つひとつ手で成形している。介護施設・病院向け。8月発売。
テーブルマーク「ちぎりパン(個包装)」
デザートを人出が戻りつつある外食ブッフェ、ホテル、観光地向けに3品、すべてカット済みで提案する。「カット済みロールケーキ 紅茶(アールグレイ)」はアールグレイを使用した紅茶のロールケーキ。「カット済みカステラ風サンド(プレーン)」「カット済みカステラ風サンド(宇治抹茶)」はしっとり、ふんわりしたカステラ風スポンジ生地でクリームをサンド、ほろ苦いカラメルとザラメの食感がポイント。パティシエレベルの品位で人手不足を助ける。
テーブルマーク「カット済みカステラ風サンド(プレーン)」
中華カテゴリーではホテル、中華レストラン向けに「繁盛飲茶 海老とニラ入り蒸し餃子」を9月に新発売。尾付きエビに、エビとタケノコ、シイタケ、ニラを混ぜ合わせた具材をのせて包んだ蒸し餃子。皮はもっちりした食感で、蒸すと透き通る澄麺皮(ドンミンピイ)を使用。
外食・デリカ向け中華麺「麺始め 割子チャンポン麺」を7月に発売。太く、食べ応えのあるしっかりした食感が特徴。独自配合で煮込みに強くゆで伸びしにくい。セットメニューや惣菜にも使いやすい割子タイプ。
中華では介護施設/病院向けに、行事食向けの華やかな焼売を次の2品、9月に新発売する。「橙花焼売」はイトヨリのすり身にニンジン・シソを加え、鮮やかなだいだい色の皮で包んだ。皮を具材に折り込み、花に見えるようにひとつひとつ丁寧に仕上げている。「黄花焼売(海老)」はエビとイトヨリのすり身を使い、鮮やかな黄色の皮で包んだ。同様に皮を花に見えるようにひとつひとつ丁寧に仕上げた。
テーブルマーク「黄花焼売(海老)」
惣菜向けには豆腐加工品の「ふわ~っとおとうふ寄せ(お好み焼き風)」を8月に新発売。お好み焼き風の豆腐寄せ。キャベツの食感、紅しょうがのほのかな香りが特徴。天ぷらなどアレンジの幅も広い。
〈冷食日報2022年7月29日付〉