酒税法改正、ディスカウントではビール6缶パック40~70円の価格下落

各カテゴリー一部商品では早くも5月の価格を下回る商品も-本紙調べ

本紙が調べたA量販店とAディスカウントストア、Bディスカウントストアの5月、6月、8月の店頭価格の推移では、ディスカウントストアの値崩れが激しく、ビール(350ml缶×6缶)では早くも6月と8月の価格差を見ると40~70円の値下がりとなっている。新ジャンル(350ml×6缶)でも同様の傾向で、量販店Aではマイナス77円とかなり大幅な値下がり。ただし、ビール類では5月の価格を下回る商品は無かった。

RTD、焼酎、清酒、ワインでは一部商品で価格が5月よりも低くなるものがあり、Aディスカウントでは5月と8月の価格差を見ると菊正宗「ピン」がマイナス22円、霧島酒造「黒霧島」がマイナス51円、メルシャン「フロンテラ」はマイナス97円となっている。

過当競争を避けるために実施された改正酒税法であり、ほとんどの単品で5月に比べ上昇している。しかし、小売・量販の現場では既に価格競争が再開しており、今後の値動きについても引き続き注視する必要がありそうだ。

(価格一覧表は本紙で)