「飲まない」層に“スイーツ×日本酒”提案、インスタグラムで若者にアピール―白鶴酒造
20~40代の若い世代に、インスタグラムを使ってアピールする。同社は酒と料理の相性を決める3つの基本形として、香味の質や強さを合わせる「バランス」、香味が異なるものを組み合わせることで新しい調和が生まれる「ハーモニー」、料理の後味を洗い流しリフレッシュする「ウォッシュ」を挙げ、神戸大学農学研究科特命助教である山下陽子さんがおすすめする、機能性成分を含んだスイーツと日本酒の組み合わせを提案。
12月22日に開いた試食会では、お酒の分解を助ける働きをもつプロアニジンを含んだアップルの酸味と「大吟醸」のフルーティーな味わいの「バランス」型として「大吟醸」とアップルジャムを添えたシナモンクッキーの組み合わせを、また、チョコレートの香りと「上撰」の芳醇な味わいのハーモニーを楽しめるとして「上撰」のぬる燗とアーモンドチョコレートの組み合わせを披露した。
投稿は募集テーマに合った写真を「白鶴」「日本酒とスイーツ」のハッシュタグを付けてインスタグラムにアップするほか、同社ホームページの専門フォームからも応募可能。前回の同キャンペーンでは、約150件の投稿があり、今回も同程度を見込むという。なお、もっとも美味しそうな写真を投稿した応募者には「美味しそうで賞」として「超特撰白鶴大吟醸1.8L」を進呈するほか、意外な組み合わせの「意外で賞」として「超特撰白鶴翔雲純米大吟醸1.8L」など様々な景品も用意している。
〈食品産業新聞 2018年1月18日付〉
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