宮崎県の26蔵が一堂に会す「焼酎ノンジョルノ宮崎」開催
イベント前に開催された同県をアピールするプレゼンテーションでは、宮崎県の鎌原宜文副知事や宮崎県酒造組合の渡邊眞一郎会長が登壇。焼酎を含めた宮崎県の食や観光についてアピールを行った。
宮崎県・鎌原宜文副知事
〈出荷数量は3年連続No.1、出荷額も1,000億円超、焼酎は「フードビジネスの大黒柱」〉
宮崎県・鎌原宜文副知事=宮崎県の焼酎は3年連続日本一の出荷数量となっており、出荷金額では1,000億円を超えている。そのうち90%が県外に出荷されており、県外からの“外貨”を稼ぐための本県のリーディング産業となっている。しかも焼酎醸造業は農業から飲食業まで関連産業が幅広く、本県のフードビジネスの大黒柱となっている。
今回のイベントでは26蔵100種超の焼酎を取りそろえている。宮崎牛やキャビア、シイタケなど宮崎県の特産品と焼酎とのマリアージュを楽しんで頂き、1人でも多くの方に宮崎県の魅力を感じて頂き、現地まで足を運んで頂ければと思っている。
また、新宿の宮崎県アンテナショップ「KONNE」も春にリニューアルオープンし、物販・飲食スペース共にさらに魅力ある店舗としたほか、都内の様々な場所でイベントを行う予定。こちらにもお越しいただきたい。
〈日本一「まだ」3年、今後も努力していく〉
宮崎県酒造組合・渡邊眞一郎会長=当組合には38蔵が所属しており、各蔵が丁寧にお酒を醸している。知事からも説明があった通り3年連続で日本一の出荷量となってはいるが、まだ3年。これからも努力していかなければいけない。
日本酒に関しては輸出数量が8年連続で過去最高を更新したというニュースがあるが、本格焼酎に関してはまだまだそういったニュースは聞かない。今回のイベントでは海外の報道関係者の方も多く参加されているということで、是非とも幅広く広報をお願いしたい。
日本酒造組合中央会も本格焼酎の海外での提案についてこれまでは「食中酒」として提案を行っていたが、これからは焼酎そのものを主役にしたハードリカー的な位置づけでの提案を行っていくとしており、今後の広がりにも期待している。
〈酒類飲料日報 2018年2月22日付より〉
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