エノテカ、音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」とコラボで「クラシック×ワイン」提案

「ラ・フォル・ジュルネ」創始者ルネ・マルタン氏(左)、ソムリエ・石田博氏(中)、日本クラシックソムリエ協会代表委理事・田中泰氏(右)
エノテカは2月17日、愛好家向けイベント「音楽とワインが奏でる特別なひと時」をワインショップ・エノテカ広尾本店で開催。約65名が参加した(参加費用3,000円)。

世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」とのコラボイベントで、同音楽祭創始者ルネ・マルタン氏とソムリエの石田博氏を迎え、ワインに合わせた音楽、音楽にあわせたワイン4本を二人のトークと共に楽しむ企画。ナビゲーターは日本クラシックソムリエ協会代表委理事田中泰氏が務めた。

マルタン氏が選んだファリャの「スペイン舞曲」にあわせて石田氏が選んだワインは、イタリア・フリウリ「イエルマン」の「ヴィンテージ・トゥニーナ」。「さまざまな品種が調和の中で踊っているようなワインで、フォークロアな趣ある音楽と共鳴する」。

2本目は、石田氏が選んだイタリア・トスカーナでガヤが造る「プロミス」(カ・マルカンダ)にあわせ、マルタン氏がベートーヴェンの「皇帝」第二楽章を選んだ。「時間と共に表情が変わるところ、重心の低さと余韻の長さが共通する。これを超える組み合わせはないくらいの素晴らしいマリアージュ」。

チャイコフスキーの「イタリア奇想曲」には、「出だしのインパクトが強く、壮大で力強いことからすぐ思い浮かんだ」という「シャトーヌフ・デュ・パプ」の「ラ・クロー・ルージュ」。最後の「ルイ・ロデレール・ブリュット・ロゼ」にマルタン氏はサン・サーンス、ショーソン、ビゼーの3曲を選び、参加者が一番合う曲を選ぶという趣向だった。

〈酒類飲料日報 2019年2月19日付〉