「日本盛 生原酒」mont-bellデザインボトル缶を発売、本醸造と大吟醸
日本盛は昨年より、「生原酒ボトル缶をアウトドアで楽しもう!」をテーマにアウトドアシーンでの飲用啓発に注力している。モンベルは「Function is Beauty(機能美)」「Light&Fast(軽量と迅速)」をコンセプトとする商品や日本の文化をアウトドアで楽しむ商品の開発に取り組んでいる。両社はこれらの方向性が合致することから、昨年6~9月、第1弾となる商品タイアップを行った。「本醸造」1品で展開したところ、既存販売店における売上実績が前年同期比130%を超えるなど、「効果は抜群で、昨年のタイアップによって新たなファンをつかんだ手応えがあった」(担当者)という。
ボトル缶は軽量で割れにくく、リキャップも可能。「ちょい飲み」を気軽に楽しむことができる。一方で、「生原酒はしっかりした味わいで、いわゆるカップ酒とは差別化できる。アウトドアシーンでの楽しい体験の記憶とともに思い出し、日常でも飲まれるようになれば」(担当者)と期待する。
モンベルの辰野岳史社長は、「アウトドアが好きな人はお酒好きが多い。火を見つめながらひとりの時間を過ごしたり、自然の中で友人と語らうなど、時間を楽しむ遊び方を知っている。ボトル缶は、携帯性が良く酸化も防ぐと聞いている。機能性を重視した日本盛のものづくりの考え方が、機能美を追及する当社のコンセプトにも合っており、コラボすれば面白いと考えた」と語った。
第2段となる今年は、「本醸造」に「大吟醸」を加えた2品をラインアップ。ボトル缶専用カバーとお猪口のセット(税込2,200円)も、通信販売やアウトドアイベントなどで発売予定だ。カバーには、ウェットスーツなどにも使用される保温性の高いネオプレン素材を使用。ボトルを燗につけた後に保温できる。更にボトル缶にぴったりはまるサイズのお猪口を付けて、ゆっくりと飲むためのセットにした。
〈酒類飲料日報 2020年1月31日付〉