日本盛「生原酒ボトル缶シリーズ」初の中国向け越境EC展開、アリババ「全日空海外旗艦店」で
ANAホールディングスの出資を受けるACDは10月1日、日本盛が製造販売を行う日本酒「生原酒ボトル缶シリーズ」の、中国向けオンライン販売における独占契約を締結し、日本盛で初となる中国越境ECの支援を開始している。
約8.7億人が利用する中国最大のECモール、アリババのTmall天猫国際内、ACDが運営する「全日空海外旗艦店」で10月15日から販売開始、11月11日に開催された中国のEC通販の祭典「ダブルイレブン」では、24時間で5000本以上の販売につながった。
2020年6月に両社が「全日空旗艦店」でテストマーケティングを行った際、中国の若者に目新しいボトル缶の品質と見た目が評価され、更には購入者の口コミで味への評価が高かったことなどから、試験販売分が想定以上の速さで完売した。
今後の「生原酒」をはじめとした本格的な海外進出の拡大に向けて、今回の締結に至った。従来、日本盛では対企業への一般貿易による輸出は行っていたものの、中国の消費者が直接購入できる越境ECによる中国進出は初となる。今後も「生原酒ボトル缶シリーズ」の中国国内におけるプロモーション展開を進める。
〈酒類飲料日報2020年11月20日付〉