「いばらき地酒めぐり in 浅草 anagura」開催、茨城県31蔵の日本酒を「窖(あなぐら)」で飲み比べ

「いばらき地酒めぐり in 浅草 anagura」開催
茨城県は12月2日・9日・16日・23日と、2021年1月6日・13日の計6日、東京・浅草の「日本酒文化専門店 窖(あなぐら)」で「いばらき地酒めぐり in 浅草 anagura」を開催する。

「いばらき地酒めぐり in 浅草 anagura」は、茨城県内の31蔵のおすすめ銘柄を2時間飲み放題(県産品おつまみ2種付)が楽しめるイベント。参加費用は3000円で要予約。感染症予防策として、参加人数は各回12人までに限定している。

11月26日、27日には関係者を招き、オープニングイベントを開催した。会場となった「窖」の担当者は茨城県の日本酒について「茨城県は関東では最も多い36場の酒蔵がある。その酒造りを支えているのは潤沢な水資源。水系が異なれば味わいも変化し、同じ水系でも蔵元の考え方で味わいは変わる。多くの酒蔵が存在するが、すべて自信をもってお勧めできるクオリティだ」と力説。

今回のイベントについては「茨城県は東京に近く、ある意味“灯台下暗し”の状態となっていた。“茨城にはいいお酒がある”ということを東京でアピールし、ファンづくりを推進していきたい」と話した。

また、11月26日に参加していた西岡本店(桜川市)の西岡勇一郎代表取締役社長は「ここ数年で県内の酒蔵の世代交代が一気に進み、30~40代の蔵元が増加した。中には20代の蔵元もいる。そんな中で横のつながりが強化されている他、県のバックアップもある。協力してさらなる品質の向上を図っており、ここ数年で平均点の底上げがなされていると感じている」と茨城県の酒造業の動きを説明した。

〈酒類飲料日報2020年12月1日付〉