「こだわり酒場のレモンサワー」中国でも販売開始、新需要創造を狙う/サントリー

サントリー「気楽酒場 檸檬沙瓦(檸檬気泡酒)」
サントリーは、9月から中国で「気楽酒場 檸檬沙瓦(檸檬気泡酒(レモンとソーダのお酒))」の販売をスタートした。「こだわり酒場のレモンサワー」ブランドとして、初めての海外展開となる。350ml缶、アルコール5%、想定価格19.5元。

【商品詳細】サントリー「こだわり酒場のレモンサワー」

すでに中国で販売している「ほろよい」と同等程度。RTD現地シェアトップの「RIO」が10元程度なので、いわゆるプレミアム価格にあたるという。

※RTD=Ready To Drink、チューハイ・サワー等のふたを開けてすぐ飲める低アルコール飲料。

中国ではまだ「レモンサワー」という飲み物・飲まれ方は存在せず、中国でのRTDビジネス拡大に向けた新規需要創造が目的という。

「中国には世界有数の規模のビール市場(40億4,800万ケース:9L換算/IWSR調査)があり、潜在的なRTDの市場規模も非常に大きく、本製品で食中酒需要に食い込んでいきたい」としている。

ターゲットは、20〜30代の男女、およびビール・RTDユーザー。ビールユーザーによるビールからの切り替えやビールとの並飲を狙う。初回輸出は1万ケース、販売目標は状況を見ながら適宜見直す。

〈酒類飲料日報2021年9月30日付〉