“プレモルの最高峰”「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈無濾過〉」発売、“醸造家の夢”かたちに/サントリービール

サントリービール「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈無濾過〉」
サントリービールは、「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈無濾過〉」を、4月5日に発売する。350ml、アルコール5%、小売価格は「プレモル」よりも30円ほど高い税別260円を想定する。

醸造家の夢をかたちにした“プレモルの最高峰”だ。その味わいは一言で表現すれば“多重奏で、濃密”。濃密だが、やわらかな口あたりでいつまでも心地よく飲み続けられる、という“ヴァイタードリンケン”を追求した。「長引くコロナでの日常をもっと豊かに愉しんでほしい」。サントリービールマーケティング本部プレミアム戦略部・中野景介課長に「最高峰たる所以」を聞いた。

サントリービール プレミアム戦略部・中野景介課長

サントリービール プレミアム戦略部・中野景介課長

「マスターズドリームは、醸造家たちが人生をかけてつくりあげたビール」と話す。ビールの本場・チェコではビールだけで何時間も過ごす。そのビール文化を目指して、濃密だがいつまでも心地よく飲み続けられる味わいだ。製法のこだわりは、アンサンブル・マッシング・テクノロジー。プレモルにも採用されているダイヤモンド麦芽は、うまみが強いが、やや固くて、取り扱いが難しい特徴を持つ。そのうまみをしっかりと引き出すために、高い熱伝導率を持つ銅製循環型ケトルで3度炊き上げた(トリプルデコクション製法・銅炊き仕込み)。 
 
そして最高峰のプレモルだからこそ、贅沢素材の味わいをより豊かに味わってもらうために無濾過を採用した。「一般的に、ビールは濾過した方がクリアな味になる。一方で、うまみ成分まで濾過してしまう、ということもある。無濾過というと、濁ったイメージがあると思うが、この製品は、独自技術で液色はクリアだが、おいしいところをきちんと残して、やわらかな口当たり、非常に濃密で上質な味わいに仕上げた」。 
 
パッケージは、ビールらしい品質感・品格を感じさせる濃紺をベースカラーに採用し、中味開発者の渾身の思いを込めた直筆による“無濾過”の文字を中央に配置することで、洗練された高級感と特別感を醸し出す。 
 
〈サントリーの半世紀のビールへの挑戦と「醸造化の夢」の結晶〉
「ザ・プレミアム・モルツ」のことしのマーケティング戦略は、生活者の変化を捉え、ブランド全体でプレミアム価値を更に強化することだ。「プレモルの最高峰」を新発売することで、プレミアムの価値を“高め”ていく。同時に「ザ・プレミアム・モルツ〈香るエール〉」や、数量限定品「ザ・プレミアム・モルツ〈グランアロマ〉」(3月22日発売)などで若年層に向けた独自価値の浸透を図り、プレミアムの価値を“拡げ”ていく。 
 
コミュニケーションでは、引き続き「プレモル」の俳優の小栗旬さんを起用してTVCM「プレモルの最高峰誕生」篇を放映し、登場感たっぷりにアピールする。また、ブランドサイトやWeb媒体では、料理家やビールに造詣の深い方に「無濾過」を試してもらい、その味わいに太鼓判を押す、という「第三者」の視点を取り入れた訴求を行う。 
 
2月7日から始動している「ザ・プレミアム・モルツ」ブランドのLINE公式アカウント「プレモルメンバーズ」でもその魅力を訴えていく。料飲店や小売店、イベント会場のあらゆる接点で、プレモルとユーザーとの繋がりを創出。顧客データを活用して、個人一人ひとりに最適化された情報を発信する。業務用では、環境変化に対応して、高品質な「マスターズドリーム」を提供するために5L樽も全国発売し、業家連動も推進する。 
 
中野課長は「サントリーの歴史は挑戦の歴史。なかでも“やってみなはれ”を体現しているのがサントリーのビール事業だ。サントリーが半世紀以上の歳月をかけて追い求め続けた、夢。それは醸造家の夢でもある。その夢の結晶が『ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈無濾過〉』だ」と力強く結んだ。
 
〈酒類飲料日報2022年4月5日付〉