「獺祭」旭酒造がニューヨーク・ヤンキースとスポンサー契約、スタジアムで広告展開、一部シートで清酒提供も

旭酒造「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」
日本酒「獺祭(だっさい)」蔵元の旭酒造(山口県岩国市)は4月6日、メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースと、2022年度・2023年度のスポンサー契約を締結した。

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同社では現在ニューヨーク州に酒蔵を建設しており、それが縁となりサポートするに至った。同球団の本拠地であるヤンキースタジアム内にあるホームプレートやその他のLED看板後ろにある回転看板で広告を展開するほか、同スタジアムの一部プレミアムシーティングエリアで「獺祭」を提供する。

旭酒造の桜井一宏社長はスポンサー契約の理由について、「輸出の最も初期から私たちは世界中から多様な人が集まり、発展し、文化を力に変え発展しているニューヨークから、獺祭を世界中に伝えて行きたいとの想いでおり、ニューヨークでの浸透に力を入れてきた」と説明する。

そのうえで「“始まりの地”の象徴的なヤンキースとのパートナーシップを開始できることを大変嬉しく思っています」と心境を明かした。

旭酒造はニューヨーク酒蔵プロジェクトとして、マンハッタン中心地から約200キロメートル離れたニューヨーク州の北部、ハイドパーク市に酒蔵を建設中。2022年秋完成予定。

旭酒造 ニューヨーク州ハイドパーク市の酒蔵完成予定図

旭酒造 ニューヨーク州ハイドパーク市の酒蔵完成予定図

 
旭酒造ニューヨーク酒蔵にて製造されるお酒は「出藍の誉れ(青は藍より出でて藍より青し)」から、獺祭を超える存在になる期待を込めて「Dassai Blue」というブランドで展開する。ニューヨークの水と、米国産(一部日本産)の山田錦で純米大吟醸酒のみを造る予定。