朝日酒造「久保田」と丸山珈琲がコラボ、伊勢丹新宿店でカクテル提供

丸山珈琲の鈴木樹バリスタ

コーヒーサーバーにあらかじめ「久保田」とブラウンシュガーを投入しておき、その上からコーヒーをドリップする。
 
華やかな香りと重厚な味わいの「久保田 萬寿」には、定番の丸山珈琲のブレンドを合わせアイリッシュコーヒーに仕立てた。チョコレートのような華やかさと、複雑で深みのある味わいが特徴。
 
香り、甘味、キレが融合した「久保田 純米大吟醸」には、ドリップで淹れたエチオピア産のシングルオリジンコーヒーを合わせたシンプルなスタイルにした。価格は2つセットで税込2200円。

朝日酒造・丸山珈琲「コーヒーカクテルセット」イメージ

朝日酒造マーケティング部の小林幸枝氏によれば「新しい飲み屋や提案を模索する中で、伊勢丹から丸山珈琲を紹介してもらい、今回の企画が実現した」と経緯を説明。「レシピは丸山珈琲から今回の催事で使用するコーヒー豆を送ってもらい、様々な“久保田”との相性を検証した上で“萬寿”と“純米大吟醸”を採用する運びとなった」(小林氏)。
 
味わいについては「日本酒とコーヒーで全く別の飲み物だが、それぞれが持つ雰囲気や味わいの系統がうまくマッチし、これまでにない味わいのドリンクが出来上がった。レシピも本当にシンプルなので家でも楽しめる。当社のオウンドメディアでも紹介するので、ぜひとも試してもらいたい」と話した。
 
最後に「当社としても様々な新しいカテゴリーとのコラボレーションに取り組んできた。今回のコーヒーカクテル制作はその一環。日本酒に馴染みのない方に、日本酒の新しい楽しみ方を知ってもらいたい」という一方で、「すでに“久保田”をご存知のお客様にも、改めて魅力を再発見してもらうきっかけになれば」と取り組みの意義を語った。
 
〈酒類飲料日報2022年4月8日付〉