1月の牛肉輸出はチルド60t、ロインが41.8tと約7割、部位別公表開始
財務省は17年1月分から輸出統計品目表を変更し、牛肉についてロインなど部位別(輸入と同様に)に把握できることになった。輸出関連団体の要請や官民挙げた農林水産物の輸出力強化戦略などを受けて実施されたもの。
それによると、牛肉の17年1月の輸出実績は下表の通りで、合計では3.0%増の96.7t、うちチルドは3.6%減の60.3t、フローズンは16.2%増の36.4tだった。金額では合計で11.1%増の7億3,555万円、チルドは6.6%増の4億7,277万円、フローズンは20.3%増の2億6,278万円だった。
チルドの内訳は、ロインが41.8t(うち米国15.7t、香港11.7t、シンガポール6.5tなど)、かた・うで・ももが12.2t(香港7.0t、シンガポール2.1tなど)、バラは3.8t(香港2.1tなど)、その他は2.5tで、やはりロインが最も多く約7割を占める。
フローズンは、ロインが27.0t(カンボジア12.3t、香港7.1t)、かた・うで・ももが5.2t(カンボジア1.7t、香港1.3t)、バラ2.4t(カンボジア1.4t)、その他1.7t。