日本ハムのハム・ソーセージギフトが日本ギフト大賞プレミアムギフト賞受賞

日本ギフト大賞2017の表彰式が13日に開催され、都道府県賞47件、プレミアムギフト賞、特別賞などが授与された。プレミアムギフト賞では日本ハム「ハム・ソーセージギフト」、サントリービール「ザ・プレミアム・モルツ」、味の素ゼネラルフーヅ「『煎』パーソナルドリップコーヒーギフト」が受賞した。日本ギフト大賞は、心のこもったギフト商品や地域に根差した独自のギフト商品などを表彰するもので、今年で3回目を迎えた。選考委員長には国際演劇協会会長・せたがや文化財団理事長の永井多恵子氏、選考委員には地方創生の意味を含め、全国の地方新聞社51社が加わっている。

日本ハムは、長年にわたってハム・ソーセージギフト市場の活性化に貢献。2006年から、国内自社農場の原料に限定し、国内自社一貫生産、熟成製法にこだわった「美ノ国」の展開を開始し、ハム・ソーセージギフト市場に「国産プレミアム」という新たなハム・ソーセージギフトの価値を提供していることが評価された。

表彰式には、末澤壽一代表取締役社長が出席し賞状を受けた(写真、左からプレゼンターの石塚邦雄三越伊勢丹HD会長、中央が末澤社長)。末澤社長は表彰式終了後、「『美ノ国』は発売から11年目となり、自己満足ではなく、本当にお客さまが食べたい、本当においしいものをつくっていくということが実った。すぐに花咲くものではなく、1年1年の積み重ねが最終的にこの賞で花を咲かせた。またインテグレーションをしっかりと取り入れた商品づくりを評価していただき感謝している。賞をいただいたことは、社員にとってもものすごく嬉しく励みになる。これからも力を入れてやっていきたい」と語った。また「これからもっと、美ノ国をはじめハムやソーセージを食べていただけるようにしていくことが必要。今後も業界をリードし、切磋琢磨してやっていきたい」とした。「美ノ国」は15年に9.2%増、16年に10.2%増と売上を伸ばしており、ギフト大賞受賞を機にさらなる売り上げアップに取り組む。

17年中元期の取組みでは、「美ノ国」に「熟成厚切り大判ももハム」「布巻き熟成ハム」を新規に投入し圧倒的なプレミアム価値で差別化を図る。さらにワインやクラフトビールとともにちょっと贅沢なシーンを贈るため、新ギフトブランド「ドルチェポルコ」を発売する。イタリア産長期肥育豚ドルチェポルコを原料に、素材を活かしたハム、ソーセージ、ベーコンと各種ソース(ハニーマスタードなど3種)の組み合わせを楽しむことができる。ホームパーティーや家庭でのバル風メニューでの活用を提案していく。川村浩二代表取締役専務執行役員加工事業本部長は、中元期のポイントについて、「『美ノ国』に大判ももハムを投入するとともに、ドルチェポルコを使った洋風のギフトを発売する。また、中元期には、もちろんホームパーティーにも活用してもらうが、ハンバーグ、惣菜系など普段使いできるギフトも展開し、ギフト市場全体を拡大していく」と述べた。