チルド31.5%増の2.5万t、フローズン54.1%増3.6万t—9月牛肉輸入 米国産フローズンバラ8,425tに増加、豪州産トリミングは1.4万tに

チルド31.5%増の2.5万t、フローズン54.1%増3.6万t—9月牛肉輸入 米国産フローズンバラ8,425tに増加、豪州産トリミングは1.4万tに

財務省が発表した輸入通関実績によると、2017年9月の牛肉輸入量は前年比43.8%増の6万849tとなった。うちチルドは31.5%増の2万5,225t、フローズンは54.1%増の3万5,624tだった。チルドが8月に続き3割増加するとともに、豪州産のトリミングなどが6割増加したことでフローズンも急増し、全体では6万tを超す大量輸入となった。輸入量が6万tを超したのは13年7月以来。なお、米国産ではチルドのバラ、かた・うで・ももが増加するとともに、フローズンのバラも8千tを超す輸入となった。豪州産のフローズンはトリミングが増加するだけではなく、バラも前年比で2倍以上の4千tとなった。

チルド輸入は、豪州が15.7%増の1万548t、米国は48.8%増の1万3,655t、NZは3.3%減の435t、カナダは53.2%増の388t、メキシコは6.2%増の192tだった。米国産では、前述のようにバラが36.2%増の6,186t、かた・うで・ももが61.9%増の6,487tとなった。

フローズンは、豪州が76.4%増の2万2,045t、米国が20.6%増の1万405t、カナダが93.5%増の2,048t、メキシコが155.3%増の685tとなった。豪州産はトリミングなどその他が61.3%増の1万4,487tと急増したほか、バラも155.8%増4,035tとなった。米国はSG下ながらもバラが36.3%増の8,425tと増加した。米国産バラの価格は前月比17円安の399円となった。

〈畜産日報2017年11月1日付より〉