素材使いとして定番化、米久「肉だんご 甘酢だれ2袋付」

〈発売当初と変わらぬスタイル〉
寒さが一段と増すこの時期、スーパーの鍋物商材の売り場の演出に一役買うのが肉団子商品。そのなかでも米久(本社:静岡・沼津市)が販売する「肉だんご 甘酢だれ2袋付」(300g、税込324円)は、1980年の発売から30年以上の超ロングラン商品となっている。

富士山のふもとにある富士工場(駿東郡長泉町)で生産。米久の数ある商品のなかでもスーパーの導入率が高く、POSデータでも、10月現在のチルドミートボールランキングで5位と、秋冬期はトップ5に入る。

長年にわたって愛された秘けつは、料理の汎用性の高さとおいしさ。鍋物やスープの具材はもちろん、フライパンやレンジを使って添付の甘酢だれを絡めるだけで夕食のメーンディッシュから弁当のおかずにも使え、忙しい時に非常に重宝される商品となっている。

そこで米久ではホームページでさまざまなアレンジレシピを紹介し、素材使いとして定着させることで、さらなるマーケットの拡大を図っている。

おいしさについても、うま味と食感にこだわった国産鶏肉を使用し、肉のおいしさがダイレクトに感じられるのも特長。素揚げタイプのため、煮込みや炒め物など料理の素材として使える点や、甘酢だれを添付した、発売当初から変わらぬスタイルも支持を得ている。

商品について米久は「素材使いとしてお客様に定番化いただき、今まで以上に愛される商品に育ててゆきたい」とコメントしている。現在、大粒で食べ応えのある「米久の肉だんご黒酢たれ」「米久の肉だんごデミグラスソース」や、「国産鶏肉・豚肉使用肉だんご甘酢あん」を次々とラインアップし、簡便さをアピールした質の高い肉団子の夕食需要拡大も図っている。

〈食品産業新聞2017年12月18日付より〉