MLAがラムレシピブックVol.3発行記念イベント、ラム肉需要の盛り上げを図る
MLA豪州食肉家畜生産者事業団は4月15日、東京都内で「THE LAMBASSADORS Vol.3」(オージー・ラムレシピブックVol.3)発行記念イベントを開き、関係者ら80人が一同に会した。
MLAでは2015年(ひつじ年)から、日本市場でのラム肉需要を盛り上げるべくラムバサダー・プロジェクトを展開。ラムバサダーはラム肉に対するMLAの思いに賛同する食のプロを「オージー・ラムPR大使=ラムバサダー」として任命し、さまざまな角度からラム肉の魅力を発信している。最初は9人でスタートしたが、16年に7人、18年には新たに6人のラムバサダーがそれぞれ加わったことで、現在は総勢22人のラムバサダーが活動している。ワークショップや羊フェスタなどイベントへの参加、メニュー提案など幅広い活動を行っており、今回、新たに加わった6人の1年間の集大成として「THELAMBASSADORS Vol.3」を発行した。
18年から新たに加わったのは、羊SUNRISE の関澤波留人氏( TEPPAN 羊SUNRISE オーナー)、ワインスペシャリスト・料理家の沢樹舞氏(たべるの代表取締役社長)、BBQデザイナーの井川裕介氏(REALBBQ 代表取締役社長)、講師・料理人の宮川順子氏(MIKU 日本味育協会代表)、フードクリエイターの田淵拓氏(サッカパウエグゼクティブシェフ)、北海道ジンギスカンPRキャラクターのジンギスカンのジンくん――の6人。当日は全員が勢揃いし、▽ラムラックを使った「ラム肉のロースト 瞬間スモークとポルチーニ茸のクレーマ」(田淵氏)▽家ご飯におすすめのモモ肉を使った「羊肉の竜田揚げ」(宮川氏)▽オーストラリアワインと相性抜群の「ラム肉のすき焼き」(沢樹氏)――のメニューを紹介した。
家ご飯におすすめのモモ肉を使った「羊肉の竜田揚げ」(宮川氏)
関澤氏は「羊に対する価値観を変えるジンギスカン」とし、改めてジンギスカンの価値を訴求し、井川氏は「ソトヒツジノススメ」としてアウトドアでのラム肉の楽しみ方を提案した。
ジンギスカンのジンくんはブースにオリジナルの「ジンギスカンのたれ」やオリジナルグッツを並べジンギスカンの魅力を発信した。会場で紹介・提案されたものは今回のVol.3に掲載されている。
ジンくんは「ジンギスカンのたれ」等でジンギスカンの魅力を発信
披露パーティーでは、6人が1年間の活動の振り返りや今後の抱負を述べたあと、MLAのアンドリュー・コックス駐日代表が「日本でラム肉は牛肉や豚肉、鶏肉に比べまだまだマイナーな立ち位置にある。とはいえ、近年はラムのおいしいお店が出来るなど、ラムの可能性が増えてきており、それに伴い消費も増やしていきたい。いまや活動においてラムバサダーの存在は欠かせないものとなっており、食のプロのアプローチでラムを広めていけることに感謝している。本日はラム料理を楽しんでいただくとともに、今後のラムバサダーの活動にもぜひお越しいただきたい」とあいさつし懇親に入った。
MLA アンドリュー・コックス駐日代表
MLAでは、6月2日に毎年恒例となった「ラムバサダーフェスティバル2019」(東京都中野区・中野セントラルパーク)の開催も予定しており、今後も22人のラムバサダーとともに日本のラム肉需要を盛り上げていく。
〈畜産日報 2019年4月17日付〉