双日食料と北海道チクレンミートが業務提携、加熱加工品などの製造・販売を強化

双日食料と北海道チクレンミートが業務提携
双日食料(株)(曾我英俊社長、以下SOFCO)と北海道の食肉加工・加工食品の製造販売を手掛ける(株)北海道チクレンミート(北海道札幌市、貞廣修社長、資本金4億8,100万円)は4月1日、業務提携を結んだ。

近年、需要が高まっている食肉の加熱加工品のニーズに対応するため、SOFCOとしてはチクレンミートが誇る充実した加熱加工機能を活用することが可能になり、北海道地域の製造拠点として位置付けることで、北海道・東北地域にあるSOFCOの顧客への配送効率の向上を図ることも出来る。

一方、チクレンミートもSOFCOの優れた原料調達力と広範な販売網を活用することにより、相互に安定した製造、販売事業を展開することが期待される。同時に、畜肉関連事業におけるマーケティング会社(株)ミートワン(池本俊紀社長)との協業も視野に入れており、チクレンミートとミートワン参画企業各社の加工、販売、物流などの機能・ノウハウを融合させた新たな商品・企画開発など、新たなビジネス機会の創出が期待される。

北海道チクレンミートは、1982年7月、北海道チクレン農業協同組合連合会を主な出資者として設立された。札幌市と北見市、千葉県香取市に合計5つの工場・食肉センターを構え、食肉の加工をはじめハム・ソーセージ、コンビーフ、冷凍食品、レトルト食品などの製造を行っている。

〈畜産日報2020年4月7日付〉