“クリームチーズと贅沢チョコの運命の出会い” フィラデルフィアから/森永乳業
森永乳業は、クリームチーズ「フィラデルフィア」ブランドから、チーズとチョコがマーブル状に交じり合ったポーションタイプの「クリーミーマリア―ジュ クリームチーズと贅沢チョコの運命の出会い」を3月1日から全国で発売する。画期的技術がチーズ業界で注目となりそうだ。
構想から発売まで5年かけ、独自の「マリア―ジュ製法」(流動性を有する食品を効率よくマーブル状に混合する製法)により、クリームチーズとチョコレートの2つのフレーバーを、視覚的にも味覚的にも楽しめる新しいタイプのチーズ(乳等を主要原料とする食品)。狭い充填面積、少ない充填量、従来と同じ速い充填速度で、2つの食品を交じり合うよう充填するのは非常に難しく、画期的技術となる。
味のこだわりは、クリームチーズの濃厚なコクとベルギー産クーベルチュールチョコレートの上品な甘さのハーモニーで、「クリームチーズのシリーズとして捉えており、『クリームチーズデザート』という新たなカテゴリーとして提案していく」(同社)。
〈女性向け“おつまみチーズ”にも〉
またクリームチーズポーション市場が、直近3年で4%伸長し今後も成長が見込めるして、ワインなどを家飲みする女性のおつまみシーンにも訴求していく考え。
「家飲み需要の拡大で男性向けおつまみチーズは市場に豊富にあるが、女性に向けたおつまみチーズは少ないのが現状。塩チョコなどのような甘じょっぱいおつまみのニーズはあると見ている」(展示会にて同社担当者)。
主要ターゲットは30~50代女性。60g、税別270円。なおフィラデルフィアクリームチーズシリーズには、画期的技術が話題となった、チェダーをクリームチーズで挟んだスライスチーズ「贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズ」があり、今回の独自製法による差別化されたポーションチーズに流通側の期待値も高い。商品動向に関心が集まる。
〈食品産業新聞 2018年3月1日付より〉
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