森永製菓「ちょい食べアイス」、得意のバニラ&チョコで小容量なのに満足感、在宅の“ながら食べ”に

森永製菓「ちょい食べアイス」
森永製菓は、「ちょい食べアイス(バニラ)」(27ml、オープンプライス)を、9月20日から全国で発売する。

サイズは同社アイスの売上No.1「チョコモナカジャンボ」150mlと比較し、約5分の1の27ml。アイスは、さっぱりしたバニラアイスを、ザクザクの食感のココアビスケットクランチチョコで全体をコーティングしたもので、得意とするバニラアイスとチョコレートの組み合わせで、少量ながらも満足感のある味わいにこだわった。価格はオープンプライスだが、実際販売価格は60円位が想定される(食品産業新聞社の取材にて)。

「チョコモナカジャンボ」と「ちょい食べアイス」比較

「チョコモナカジャンボ」と「ちょい食べアイス」比較

 
コンセプトは「ちょっとアイスを食べたい時と場所に、いつでもサクッと食べ切ることができるアイス」。森永製菓よると、コロナ感染拡大によって生活様式が大きく変わる中、アイスを食べる時間帯も変化しており、従来はアイス購入の時間帯が昼休み前後や就業後の夕方などに集中していたが、コロナ以降はいわゆるオンタイム(就業時間帯)にも分散している傾向があるという。在宅でのテレワークや趣味の時間が増える中で、「ながら食べ」している人も増えていると見て、今回市場にありそうで1個売り商品ではあまりなかった、2〜3口で食べきれるアイスを開発した。
 
森永製菓では「『ながら食べ』にぴったりなアイスとして、またオフィスで食べるのにもちょうど良い手頃な価格の食べ切りアイス」として育成していく考え。
 
なお、一口アイスの代表格に森永乳業「ピノ」がある。在宅のテレワーク中にも手軽に食べられると支持されており、食べたい数だけ食べて冷凍庫にしまっておけるのも魅力の一つ。こうした「ちょっと食べたい時」に、森永製菓「ちょい食べアイス」が新たな選択肢に加わりそうだ。