【新春インタビュー】㈱日清製粉グループ本社 大枝宏之社長

–今期の事業概況について伺います。2015年3月期第2四半期連結決算は増収減益で、中期経営計画「NNI-120」の進め方も一部修正されました。
大枝 2014年4~9月の連結実績は、コア事業である製粉・加工食品とも市場環境の厳しさに直面しました。出荷数量は増加し、シェアアップが図れたことは一定の成果と言えますが、競争激化の中で販売コストが嵩んだほか、製粉事業ではふすま価格が前年より下がっていること、福岡新工場の減価償却負担等があり、これらをコストダウンでカバーできずに減益となりました。こうした状況を踏まえ、通期連結業績見通しを下方修正し、中期経営計画においても、3か年計画の目標設定を一旦中止し、2015年度は単年度の計画のみとしました。ただ、「トップライン(売上高)の拡大」と「海外事業の拡大」を最優先戦略とする中期経営計画「NNI-120」の基本方針は変えていません。修正した通期連結業績見通しは、売上高5,300億円(前期比6.9%増)、営業利益200億円(10.2%減)、経常利益240億円(6.2%減)、当期純利益152億円(0.7%増)です。現在は、通期目標達成に全力を上げています。

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