価格調整表も変更、銘柄格差ゼロ、東西に古米格差=堂島商取
大阪堂島商品取引所(岡本安明理事長)は27日、コメ先物・受渡供用品の価格調整表(格付表)を決めた。2015(平成27)年10~12月限に適用する。標準品の変更(本紙30日付既報)に伴い、大阪コメの銘柄格差を全面解除。国内産コシヒカリであれば何でも格差なしに受け渡せるようになる。ただし同じく標準品変更に伴い、東西に古米格差を設けた。大阪コメを据え置き、東京コメを縮小している。例えば26年産1等を受け渡す場合、東京コメ▲1,000円、大阪コメ▲1,500円。同様に2等も、東
京コメ▲1,600円、大阪コメ▲2,100円とした。
2015年10月限からの標準品は、大阪コメが北陸コシヒカリ(福井、石川)から「大阪コメ」(近畿コシヒカリ=三重、滋賀)、東京コメが関東コシヒカリ(茨城、栃木、千葉)から「東京コメ」(関東雑=栃木・群馬あさひの夢、埼玉彩のかがやき、千葉ふさおとめ・ふさこがね)への変更が決まっている。