トルコの製粉機メーカー「アラパラ社」と提携、互いの商圏を積極開拓=サタケ

㈱サタケ(佐竹利子代表)は2日、トルコの大手製粉機メーカー、アラパラ社(Alapala Machine Industry & Trade Inc.、Ismail Alapala会長)と、製粉機器の相互生産、共同開発、相互販売などを行う提携契約(戦略的パートナーシップ)を締結したと発表した。4月に提携契約を基本合意、6月29日にサタケ広島本社で包括契約を締結、7月以降に提携分野の個別契約(各提携分野における具体的な事項)を締結する予定だ。
アラパラ社はトルコで売上トップの製粉機メーカー。売上高は約92億6,300万円(1ドル=123.5円で算出)。製粉機等の製造販売の他、製粉業、鉄骨建物の建築を行っている。資本金は約3億8,600万円(1リラ=45.47円で算出)。従業員数約400人。トルコの中北部に位置するチョルム市に本社を置く。以前からサタケとは取引があり、「良好な関係を維持」していた。
今回、両社は「対等な立場で業務を補完・分担し、共に競争力を高める」目的で業務を提携。商品開発、生産、調達、営業・マーケティング、アフターサービスの各分野で提携する。販売エリアについても「両者がそれぞれに強みを持つ商圏を積極的に開拓する」としている。また、サタケは「当社もグローバル展開し、コメでは強さを発揮しているが、製粉ではまだ№1ではない。まだまだチャレンジすることが必要」とする。
佐竹代表は、「両社の強みを融合させることで、穀物業界における世界展開を拡大できることを喜ばしく思う」とコメントした。

〈写真は左から佐竹代表、アスパラ社のゴルケム・アラパラ副会長、サタケヨーロッパの原田肇社長〉