27年産道産米作付、自主的取組参考値クリアの見込み
ホクレンら北海道米販売拡大委員会は14日、札幌市内で、「北海道米意見交換会」を開いた。道内卸向け・道外卸向けに分けて開催する今年度1回目で、今回は道内卸向け。このなかでホクレンは、自主的取組参考値(いわゆる生産調整の〝深掘り〟)を全道で達成できそうとの見通しの上に立って、この〝深掘り〟分を道外卸向け販売計画から削減する「道内優先」の販売計画を明らかにしている。
道庁の報告によると、27年産の作付は、自主的取組参考値10万290ha・53万8,580t(生産数量目標〝本体〟は10万1,920ha・54万7,330t)を「ほぼクリアしたとみている」。この生産調整の〝深掘り〟を主にきらら397に充て、新・主力品種はむしろ作付を増やした結果、作付面積の品種構成(出荷契約ベース)は、1位ななつぼしを不動に、ゆめぴりかがきらら397を抜き去って2位に浮上した。
作柄は、6月下旬から7月上旬にかけて低温、6月いっぱい日照不足に悩まされたものの、その後持ち直し、結果的に「平年並み」を見込んでいる。ただし作そのものは全道平均で3日ほど遅れており、ホクレンによると「ほとんど入庫していない」状況。「ゆめぴりかは、今週の土日(19~20日)から出荷でき
るかどうか、ななつぼしはその1週間後になる」とした。
詳細は本紙をご覧ください。