10月中旬から老舗料亭などで「新之助」を提供=新潟県庁
既報(本紙25日付)の通り、新潟県庁は24日に都内で開催した「新潟の新しい米 名前発表会」で、29年産デビューの新品種の名称を「新之助」と発表。席上、県庁はプロモーション予定について以下の通り説明した。
9月24日=公式HP立ち上げ。(URL=http://shinnosuke.niigata.jp/)10月中旬=新潟市、東京都内の老舗料亭など15店舗で先行して提供開始。10月22~23日=ミラノ国際博覧会に出展、日本館イベント広場でPRを行う。
「新之助」は「新潟75号」と「北陸190号」を交配した晩生うるち。発表によると県庁は
2008(平成20)年、県産米の作付がコシヒカリに集中していることによる「気象災害の被害拡大」、「作業集中によるコスト増大」などを避けるため、「食味・品質面で安定しやすい晩生品種」の開発に着手。約500通りの交配で20万株の品種候補を育成し、炊飯時の米の輝きなどから「新之助」を選抜した。収穫時期は「コシヒカリの約1週間後」。「2010(平成22)年の猛暑ではコシヒカリなど他の県産米が著しく品質低下する中、『新之助』の品質は落ちることがなく、高温に強い性質が実証された」としている。