金沢で初の「コメ勉強会(現物、先物)」=堂島商取①

大阪堂島商品取引所(岡本安明理事長)は10日、石川県金沢市内で、「コメ勉強会(現物、先物)」を開催した。「今でこそ違うが、試験上場当初、大阪コメの標準品は石川と福井のコシヒカリだった。そんなこともあって金沢でセミナーをやりたいというのは昔からあった。ようやく実現した」と岡本理事長。
「時間切れはダメでしょ」と題して講演した大潟村農協(秋田)の小林肇組合長は、特に平成30年産からの生産調整見直しを見据え、「一時的には価格が不安定になる」として、「価格不安定リスクを考えるために先物市場が重要」と指摘。また担い手農家の経営リスクを分散する手段(機能)の1つとしてコメ先物市場があるとも。「別に無理矢理(先物を)やる必要はないが、重要な選択肢として理解を進める必要はある」とした上で、その重要な選択肢を「情報提供しないJA系統」を強く批判。「私が言わないと誰も言わないので仕方なく発言を続けている」。試験上場期限まであと1.5年。「時間切れだけは避けなければならない」。

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