「味覚」起こるメカニズムの第1段階解明=農研機構ら研究グループ

岡山大学と農研機構らの研究グループは16日、「味覚」がどのような仕組みで起こるのか、そのメカニズムの第1段階を解明したと発表した。
口のなかで味物質のセンサーとして働く「味覚受容体」蛋白質のうち、甘味と旨味を感知する受容体は、味物質感知を行う味細胞の細胞膜上で、細胞外に受容体全体の約3分の2を突き出した状態で存在している。研究グループは、この「細胞外領域に味物質が結合すると、細胞外領域が広がった状態からコンパ
クトな状態に構造変化する」ことを明らかにした。この構造変化が「細胞外で起こった味物質の結合を、味細胞内に伝える引き金になっている」と考えられるとしている。

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