【インタビュー】食糧部会長・中嶋康博東大教授に訊く 「当たった」需要量予測、価格を加えた産地ごと分析が必要

農林水産省は先月末、食料・農業・農村政策審議会の食糧部会(部会長=中嶋康博東大大学院教授=写真)を経て、いわゆる7月指針(基本指針=米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針=の策定)を策定した。それによると、昨年7月~今年6月の需要実績(速報値)を、17.9万t下回る「765万t」(764.6万t)とした上で、例年通り過去20年分の需要実績を基にした算出方法トレンド(回帰式)により、今年7月~来年6月の需要見通しを、速報値ベースで「761万t」(761.3万t)とした。またもや過去最低水準更新にあたる。本紙では食糧部会長である中嶋東大教授にインタビューし、7月指針をはじめとした需給見通しなどに対する所見を訊いた。

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