10月期政府売渡麦価、5銘柄平均7.9%引下げ=農水省
農林水産省は7日、2016年10月期の輸入小麦の政府売渡価格を、5銘柄平均で7.9%引き下げることを決めた。直近6か月間(2016年3月第2週~9月第1週)の平均買付価格が、為替の円高基調、小麦国際相場の軟調により前期に比べ下落したことによるもの。10月からの5銘柄加重平均価格は、税込みでt当たり4万8,470円(前期比4,140円引下げ)。このうちハード・セミハード系小麦(米国DNs、カナダ1CW、米国HRW)はt当たり4万8,250円で6.5%引下げ、ソフト系小麦(豪州AsW、米国WW)は4万8,920円で10.4%引下げとなる。
10月期麦価の決定を受け、製粉各社は小麦粉価格の改定に取り組む見込みで、改定実施時期は12月下旬以降となる見込み。