米卸売業「不要」、製粉産業「零細は退場」、ついに真正面から食品流通業界に牙むいた自民・農水省〝連合軍〟
ついに自民党・農林水産省〝連合軍〟が、真正面から食品流通業界に牙をむき始めた。農林水産省が、14日の自民党・農林水産業骨太方針策定PT(委員長=小泉進次郎農林部会長=衆・神奈川11区)会合に、「生産者に有利な流通・加工構造の確立に向けて」と題する資料を提出したもの。このなかで、米卸売業に対しては「不要」論、製粉産業に対しては「零細は退場」論が登場している。ただ、意外にも平場の議員からは、同情的な声こそあれ、諸手を挙げて賛成の声はあがって来なかった。提出した資料は3点で、井上宏司食料産業局長は「総論」として食品流通産業全体の課題と今後の方向を整理。「各論」として柄澤彰政策統括官が「米卸売業」(3~5面に関連資料)と「製粉産業」(6~10面に関連資料)をめぐり、同じく課題と今後の方向を整理した。
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