西日本向け多収高アミロース水稲新品種「ふくのこ」登場=農研機構
農研機構は26日、米粉麺向け高アミロース水稲新品種「ふくのこ」を発表した。こしのめんじまん(新潟79号)と関東229号を交配した中生うるちで、製麺適性はこしのめんじまん並み。同じく高アミ品種のホシユタカは玄米の粒形が半紡錘形だが、ふくのこは主食うるち並みの長円形。したがって選別や搗精などは従来の施設・機械がそのまま利用できる。脱粒性が低く、ホシユタカより3割多収。育成地(広島県福山市)では出穂期が約2日早く、成熟期が約4日早くなる。ヒノヒカリ作付地帯での栽培が可能だ。
同西日本農業研究センターでは、「ふくのこ」の米粉麺モニターを募集中。対象は農業者、加工業者、小売業者、飲食店、料理研究家など。募集人数70名(応募多数の場合は抽選)、締切は11月16日まで。申込は同センターHPから(http://www.naro.affrc.go.jp/warc/)。詳細は本紙をご覧下さい。